心配してごめん

だって「ここまで好調」「登板間隔が空いている」「幸先よく味方が援護点」「拙守ではないけど守りが形として足を引っ張っての失点」と前日の種市と同じパターンだったんだもん、そりゃ不安にもなってしかし佐々木朗はそこから崩れることなく6回3安打2失点で復帰登板を飾りました。
その失点した四回は実況、解説とも佐々木朗が荒れ始めたと嬉しそうでしたがその口もピシャリと塞いで、チームは福岡での今季初勝利です。
82球での交代はそもそもが80球目処で五回で代えようかとも思ったとは吉井監督でまた堀内や最近ではそこに中畑が加わって甘いとかほざきそうですが中22日は休養充分を通り越してそりゃ慎重になって当たり前、次を中6日で7イニングを投げられるかどうか、規定投球回の不足分をコツコツ返していきましょう。
ストレートの走りや近藤、柳田が腰砕けとなったフォークの落差など内容的にも問題なし、投げられさえすれば佐々木朗に敵はありません。
さてこれで単独首位で交流戦に臨むのは10年ぶりで、かつては交流戦王者になるなど通算成績でも2番目と稼ぎどきですがソフトバンクが圧倒的な強さを誇るだけに1つ1つを確実に、上位6チームのうち楽天を除くパシフィックの5球団が入っていて取りこぼしたところが落ちていきます。
あー眠い、今日は午前様ででも映像を見たくてこんな時間になってしまって、交流戦に向けて選手たちと同じく明日はゆっくりと休ませてもらいます。

バースデー中村奨

これまで意識したことは無かったですが江村と同い年の中村奨は前日にその江村にご馳走になったとのこと、懐具合ではなく年功序列なのは一般社会も似たようなものでそれでも居心地はどうだったんだろう、どうあれその中村奨がバースデーを祝うアーチに3安打猛打賞と大活躍でした。
初回の先制パンチは真ん中に入ったストレートを逃さずにライナーで叩き込んで2本目はコースヒットっぽくも3本目はらしく右方向へ、こうなると分かりやすくてすっぽ抜けではあれぶつけられて歩かされて、5打席の全てに出塁して広角にこれで戻ってくると思いたいです。
それにしても昨日今日とソフトバンク投手陣は制球を乱して22与四死球は投手コーチがしんどそう、それにしたって今日の4死球は4つ目の岡も当然に怒ります。
いずれも狙った感は無い逆球でそこは西武とは違うのかもしれませんが、悶絶した安田に代走が出たわけではなく背中の真ん中ですし同じタイミングで中村奨も守りから代わったため骨にガツンでなければ大丈夫だと思いたい、山口が戻ってきても安田が抜けたら意味がありません。
そう、山口が戻ってきました、遠征中の入れ替えはロッテでは珍しく前日の糞詰まりに決断したのかどうなんだろう、どこかを気にしているような素振りもなくヒットも打ちましたが外の落ちるボールに空振る助っ人チックも変わらずに、一日でも早い復調が待たれます。
降格候補筆頭は平沢だと思っていましたしたった2試合7打席で山本への見切りが早いとも思えますが、外野に飛ばせずスピードに付いていけない感じがあったことで体で覚えた一軍のレベルを見据えてまた浦和で頑張って欲しい、湿気た導火線を乾かして梅雨明けぐらいの再登場のシナリオでいきましょう。
踏み止まった平沢は3四死球とらしさはありましたがヒットが出ない、しかしその外野での守備力など総合力で買われているのかもしれません。
ポランコもキャプテンに負けない弾丸ライナーで値千金の3打点を叩き出して次の打席でも2点タイムリーツーベースと地元であればお立ち台だったでしょう、外のボールを引っ張ってのプルヒッターぶりが徹底していて、なかやまきんに君ばりの「パワー」も映えました。
ここまで足を引っ張ってきた二人が上向いてくると心強いですがまだ我慢した結果だと言うには借金返済はほど遠く、古巣相手にもうひと活躍してからです。

変顔コンビ頑張る

佐々木朗を継いだ坂本、西村はいずれも1奪三振パーフェクトで試合の流れをガッチリ引き寄せました。
ともにキャリアハイの勢いで西村に至っては開幕から18試合連続無失点を誰が想像できたろう、コントロールに難のある両投手が球数も少なくピシャリと抑えて吉井監督なのか黒木コーチなのかメンタル改善ができたのか、公式Twitterでやたら変顔を見せる移籍コンビが輝いています。
右打者を不得手にする坂本に右の代打攻勢が理由かブルペンと連絡を取る黒木コーチと、ベンチのデータを意識した配慮、準備もありそうです。
最後は小沼かと思いましたが廣畑が痛い一発を浴びて点差があってよかった、こうなるとせめて昨日は引き分けたかったですが貯金10に贅沢は言えません。

明日への活力に！

◆5月28日（日）　ソフトバンク−千葉ロッテ10回戦（ソフトバンク5勝4敗1分、14時、PayPayドーム、40,062人）
▽勝　佐々木朗　6試合4勝
▽敗　藤井　7試合4勝3敗
▽本塁打　中村奨3号（藤井）、ポランコ5号（津森）、栗原6号（廣畑）

▽バッテリー
千葉ロッテ　佐々木朗、坂本、西村、廣畑—佐藤都
ソフトバンク　藤井、田浦、津森、松本裕、泉、古川—甲斐、谷川原