佐々木千out、愛斗in

現役ドラフトが終わりました。
第二の大竹、細川を狙う球団が多かったのか、それとも二軍拡張を意識した戦力外通告によって全体的なレベルが上がったのか、当該球団やそのファンとしてはそうでもないのかもしれませんが意外な名前があったりもして、かつてのドライチが3人も名を連ねたのもそうです。
そういう意味で最強のハズレ1位とも呼ばれた佐々木千に注目が集まって、いつ敏腕だったのかを承知していませんが得津が「なぜ」とするなど世間的にはかなり驚きを持って受け止められているようで、しかし他にもへーっと思ってしまう選手がいるのはそのチームの状況を知らないのもあるでしょう。
例えば馬場は初登板が6月下旬と出遅れたものの19試合で防御率2.45は魅力的ですし漆原も16試合で防御率3.00、投手陣が厚い両チームならではか、阪神は詳しくないため置いておくとして近藤を金銭放出するオリックスには痛くも痒くも無いのかもしれず、そんなところです。
今季は5試合ながらそれでも防御率3点台で昨季まで4年間に安定していた梅野なんかもそう、素材としては次世代の主力との評もあってブレイクが期待されていた水谷は契約保留が災いしたなんて囁かれたりもして、外から見ているだけでは分からないそれぞれの事情があるのでしょう。
どうあれ各選手にはチャンスがあると前向きに頑張ってもらいたい、少なくともリストアップした古巣よりは獲ってくれた新天地に未来が広がっています。

佐々木千頑張れ

予想は東條と平沢でしたが、結果は佐々木千でした。
攻めるなら佐々木千、平沢と考えていたのですが手応えを口にしたりシュートをアピールしたりと記事になっているということで球団もそれを認めているのかと思いきや、どうやらそうでもなかった模様、よくなったらしい秋口を見ていないため何とも言えませんが夏までの佐々木千であれば自分的に違和感はありません。
チーム事情はあれどリリーフで開花したのに先発をやらせたりと右往左往していたのにも評価が垣間見えていて、あれ、似たような扱いだった唐川は大丈夫かな、トリがお約束の佐々木朗を除いて唯一の未更改だけど、となると来オフは廣畑かな、そんなことを思ったりもします。
得津が打たせて取るはセントラルにはまるかもとしていますが逆にタイミングが合ってしまいそうな気もして、はまるかはまらないか、中途半端ではなく白黒ハッキリする予感がありますが4勝して2年空けて8勝26ホールドして、また2年空ける来季は千隼イヤーで頑張ってください。

愛斗頑張れ

愛斗って武田なんですね、大和の前田と同じくそのイメージがありません。
さておき現役ドラフトの趣旨と一番に乖離しているのは愛斗に思えて、昨季は規定打席にあと少しの121試合393打席で今季も71試合267打席です。
西武の外野陣が厚いかと問われればむしろ薄いように思えて、コルデロを獲って金子、蛭間、長谷川、若林、鈴木、西川、岸、高木といますがいずれも出場数は愛斗より少なく、山村を外野にコンバートするつもりなのか、西武ファンの悲鳴もさもありなんです。
出場機会を考えれば平沢を、と考えていた頭数は不足ながら一軍は密度が高いロッテが外野手ってのも思惑が読めず、しかしこと愛斗と考えればミスもままあるようですが田村がライトゴロに仕留められるなど攻撃的な守備、そして思わぬ長打にやられた印象が強く、裏返しで大きな戦力になってくれるでしょう。
ロッテ戦で痛い仕事をしていたってところはどこか大下にも似ていて、編成部は数字以上の頼もしさを感じてのものかもしれず、ロッテでも頑張ってください。

さて呼称は

愛斗は愛斗のままなのか、心機一転で武田でもよいと思いますが秋親も秋親のままでしたから愛斗のままなのでしょう。
佐々木朗はどうする、荻野が荻野貴であるように「朗希」がブランド化しているだけに登録名は佐々木朗でいくのか、ただやはり荻野がそうですし田中靖もそう、一人になってもファーストネームは残ってそれに従えば「R.SASAKI」ですが特例があるかもしれません。
こちらではそれらを無視して、さすがに秋親やサブローを山田、大村とはしませんが佐々木朗改め佐々木で来季を戦います。
余談ですがおめでとうブロッソー、マーティンにしてもエチェバリアにしてもゲレーロにしても翌春にやっと招待選手としてだったのに早々と再就職を決めて、捨てる神あれば拾う神あり、合う合わないがあって合わなかったNPBよりも合っていたメジャー昇格を目指して再スタートです。

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