空前絶後を演出する

と言うよりは、山崎福に山岡と本気を出したオリックスに手も足も出ませんでした。
勝っていればCS圏内を確定できたものがこれで明後日の敵地、かつては鬼門として苦しめられていた仙台での今季最終戦まで持ち越しです。
ソフトバンクと楽天が引き分けたことでソフトバンクのCS進出が決定して、しかしまだ楽天も含めた3チームの順位は確定しません。
空前絶後のCS争いはロッテが勝ってソフトバンクが負ければ1毛差で地元開催となるわけで、逆に言えばそれだけ今日の負けが痛かったことにもなります。

西野不憫

シーズン序盤ではそれなりに打線の援護があった西野は、キャリアハイにリーチがかかったあたりから無援護と守りに足を引っ張られる悲哀が繰り返されます。
今日も初回に軽率すぎる、ここにきてポカヒロミが炸裂して先制を許し、ラオウに一発を浴びてそれでも7回5安打2失点、自責1のHQSでも勝てませんでした。
吉井監督が絶賛したほどでもなかったように思いますし盗塁を二度刺した田村に助けられたりもして、しかしこの大一番に試合を壊すことなくまとめた力はさすがでポストシーズンに進出できればローテーションの大きな柱であることは間違いなく、そこに向けてゆっくりと休んで力を蓄えてください。
それぞれ失点したペルドモ、益田はどうせ負け試合で膿を出したとでも思うしかなく、はっきり言って怖い、でもここまでチームを支えてきた両腕です。

打てねーな

打線はもう一軍クラスが出てくればこんなものなのでしょう、これを見ればなぜおもてなしをされたかがよく分かります。
オリックスとしてはCSに招待した相手にやられるわけにもいかないわけで、負け続けて終わるのを避けられてみればあっさりとその軍門に降りました。
左キラー石川慎が同点タイムリーを含むマルチで孤軍奮闘するも僅かに4安打でチャンスも数えるほどで、データに準じたオーダーも機能せず、大量点の翌日だとか一線級だとかカードの最終戦だとかそんな言霊に溺れてしまったと言うよりは素の姿を見せられた気分です。
これで最終決戦は荘司なのか田中将なのか則本なのかは分かりませんが太刀打ちできるのか、不安しかありませんが逆夢であることを祈りましょう。

誰だ、誰だ、誰だ

今日の負けは、CSのローテーションにも悪影響を与えます。
明後日の先発は勝っていれば温存できたはずの投げられれば佐々木朗、小島、今日に登録されたメルセデスの誰かだと思いますが投げてしまえば14日からの1stステージでは最終戦までもつれなければ中6日を維持できず、そこに至ることができてもFinalステージに進出するにマイナスとなります。
そうなればオリックスにソフトバンクを下してもらってこちらは勝って2位になるしかなく、とにかく目先を勝ち抜くには先を考える余裕はありません。
あるいは楽天もそうですが全員を投入する覚悟で臨む可能性もあって、当日は思いっきり雨予報ですがまずは明日の予告先発が待たれます。

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オリックス 1 0 0 1 0 0 0 1 1 4 9 0
千葉ロッテ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 4 1

◆10月7日(土) 千葉ロッテ−オリックス25回戦(オリックス15勝8敗2分、14時、ZOZOマリン、29,169人)
▽勝 山崎福 23試合11勝5敗
▽S 山岡 30試合2勝1敗3S
▽敗 西野 18試合8勝5敗
▽本塁打 杉本15号(西野)、16号(益田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、ペルドモ、益田—田村
オリックス 山崎福、小木田、宇田川、山岡—森

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