埼玉の小島が獅子を狩る

ロースコアゲームにしては3時間半を超えた試合は、ギリで対西武の連敗を止めました。
小島は大炎上でKOされた所沢でのプロ初登板初先発などしばらく西武を苦手にしていましたが気が付けばお得意様、3年越しの9連勝です。
同一カードでは成瀬以来、こと西武に限れば名前からして西鉄も込みで小野は小野でも小野正一、成田、唐川、石川を抜く球団新記録となりました。
西武とすれば地元出身だけに球団関係者やファンが歯がみしていそう、近藤とか上沢とかにやられまくっていてたまにこんなのがあっても罰は当たりません。
楽天がハムを食ったことでこの逃げ切り勝ちは大きい、明日は佐々木vs今井と安心できないマッチアップですが勝てば一息つけますのでとにかく勝ちたいです。

左打者の外

さて小島、7回5安打零封で虎の子の1点を守り切りました。
球数が必要な奪三振が多かったにせよ零封にしては122球が示すように快刀乱麻といったピッチングではありませんでしたがバロメーターである狙いすぎての自滅の兆しは無く、相変わらず不得手な左打者の外の制球がまとまっていたのがよかったのでしょう、その球数で完封は無理でしたがそれに近い内容です。
五回まで2安打は引退試合の岡田に花を持たせたわけでもないでしょうが中村奨はアウトにできずもせめて止めなきゃダメだろう、源田の内野安打は自らのベースカバーが遅れて、つまりはほぼ完璧、2年連続3度目の二桁勝利で次はキャリアハイの11勝目を目指すのみです。
六回、七回にバタバタしましたが崩れること無く、ヒヤヒヤしたけどね、中6日であれば来週も、再来週も獅子を狩って貯金を作りましょう。

あと9つ

継投は鈴木、益田の鉄板でした。
ここのところピシャリと抑えられない鈴木はしかし得点圏に走者を背負っても目が泳がなければ問題無し、最後はイヤな外崎を仕留めて益田に繋ぎます。
そして1点リードでしかなく生きた心地がしなかった益田はしかし三者凡退と望外の喜び、最後の打者にスリーボールになって澤村がよぎりましたが低めを取ってもらえて助かりました、これで名球会まで一桁となって来季の4月中に達成といきたいものです。
もし未達でも特例扱いでいいんだけどね、セーブ+ホールドの数は藤川を超えて下に見られる理由は微塵もありません。

アカデミー開講

打撃陣は羽田にプロ初勝利こそ献上しませんでしたがプロ最長の5イニング、最多の105球に1点しか取れませんでした。
しかもその1点も併殺の間の得点でつまりは打点ゼロ、打点ゼロでのスミイチ勝利は珍しくしかし記録大好きニッカンは現時点で沈黙しています。
これでやはり中6日なら次もロッテに羽田をぶつけようと思われても仕方がなく、ただ羽田は6安打3四球で抑えられたのではなくこちらが不細工だっただけつまりはベンチの失態で、無策なのか各打者に対する評価が高いのか、1点を堅実にという野球にはなっていませんでした。
二回は序盤でまあよいとして四回の無死一塁は初球に構えは見せるも強攻が三振にゲッツーと潰し、五回は小川の盗塁で岡に送らせていれば藤岡のセカンドゴロで点になったかもしれず、やっと六回に普通に送るも九回はやはり岡が初球に構えただけで走者を進めることができず、そりゃ点にはなりません。
今日のヒットはいずれもシングルで長打が出ない打線の自覚があればとにかく得点圏に走者を進める野球をしなければならないはずが、それをやらないからヒット3本で無得点とか、チーム打率はリーグ2位なのに得点が87点も少ない3位なのが全てを物語っています。
てんこ盛りだった無死一塁は二回、四回、六回がいずれも荻野のヒットで地味に率を上げて、実はさりげなく夏場までのそのままであればもしやと思っていましたがこれで大丈夫、そして荻野が先頭打者は佐藤がことごとくチャンスに打てずバッテリーミスも2つで勝てて一番にホッとしたのはきっと佐藤でしょう。
唯一の得点を「叩き出した」ポランコ、誕生日おめでとう、明日は並ばれたソトを突き放すホームランをお願いします。

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◆9月14日(土) 西武−千葉ロッテ19回戦(ロッテ17勝2敗、18時、ベルーナドーム、27,444人)
▽勝 小島 23試合10勝10敗
▽S 益田 40試合1勝4敗23S
▽敗 羽田 5試合2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、鈴木、益田—佐藤
西武 羽田、水上、田村、佐藤隼、甲斐野—岡田、柘植、古賀

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