いざ大阪へ

引き分けでもいいの引き分けで終わって、1勝1分でファーストステージを勝ち抜けました。
ファイナルステージの1勝ほどではありませんが延長戦が無いこともあり例年よりアドバンテージが大きめで、追い付けばいいとの心理的な負担の小ささです。
打線が低調だっただけに則本昂、岸は難敵でしかありませんでしたが、数少ないチャンスを活かして粘り強く、あるいは一発で得点を重ねました。
思えば2005年のプレーオフも松坂、西口を打てるのかと不安でしかありませんでしたが、僅差のゲームを連勝したのとどこか似ています。
そう、この年はそのまま日本一まで駆け上がったのですから今年も同じく2位からの這い上がり、それにあやかりたいものです。
売り上げが欲しい営業サイドからすればもつれて3試合をやりたかったのが本音でしょうが、現場は二木が不甲斐ないなどローテーションが苦しいところで2試合でけりをつけて石川を温存できたのも大きく、連投だった勝利の方程式が休める日も増えて、もう言うことはありません。
ちなみに一日遅れの一面はトーチューは埒外で巨人の報知、阪神のデイリー、サンスポが無理なのは分かっていましたので機関紙とニッカンを頼りにコンビニに行ってみればニッカンが競馬に流れて機関紙のみ、明日に競馬は無いでしょうから二紙の一面を購入予定です。

山口が爆発

今日も先制される展開でしたが昨日の殊勲でスタメンを勝ち取ったエチェバリア、そして山口が打線を引っ張りました。
二回に2点を取られた直後に連打で無死一三塁のチャンスを作り岡のゲッツーでまず1点、四回はエチェバリアが四球でフルカウントのオートスタートは三振の多い山口にギャンブルでしかありませんでしたが大当たりのタイムリーツーベース、さらには六回に山口が勝ち越しアーチです。
いずれもしっかり芯に捉えた打球で率は低くも当たれば鋭いライナーは両選手に共通することで、脆さと怖さを兼ね備えて相手からすれば難しいでしょう。
山口の21歳2ヶ月でのホームランは昨年の安田の21歳6カ月を抜くCS最年少記録で、3安打猛打賞は昨年の藤原の20歳6カ月に次いで西岡に並ぶ2位タイです。
レギュラーシーズンに秋のキーマンとして獅子奮迅の活躍だった岡がやや陰りを見せるのと入れ替わるように、山口には晩秋のキーマンといったところです。
そのマン振りが身上ですがそれでいてバットに乗せるのも上手く中村奨やレアードがからっきしだった岸の伝家の宝刀たるチェンジアップを捉えたのも見事で、逆方向へのスタンドインができるパワーも魅力たっぷり、それもこれも振ってこそ、昨季の藤原が似たような感じでしたが今は見る影も無く今日もバントを失敗した挙げ句にゲッツーを食らって、安田もそうですが一気に山口に抜かれて悔しいはずですので若手三銃士として競演できるよう頑張ってください。
そしてマーティンもマン振りしてこそ、スリーボールからあの空振りがあってこその同点アーチでしょう、決めるとのその強い気持ちです。
任されたポジション、あるいは迎えた場面で求められるものが分かっている、繋ぐのではなく決めることを求められるマーティンの真骨頂でした。

へたるな小島

小島は左打者を並べてきた楽天打線に対してその外のボールが流れ気味で、苦労しての7回途中の4失点は10安打を浴びながらも辛抱強く投げてくれました。
立ち上がりに比べればイニングを経る毎に調子を上げて、その修正力こそが今季の一番の成長したポイントでしょう。
それだけに悔やまれる継投ミスは井口監督が自ら認めていましたが普通の試合よりも神経を使ったであろう93球からの続投は前日に国吉、唐川が乱れたからなのか、六回を投げ終えたところでベンチに戻ってもそのまま裏に引っ込んだので予定どおりだったのだとは思います。
とは言え結果的に国吉のリベンジにはなりましたが走者を背負ったところでの投下は一歩間違えれば大惨事だったわけで、難しい判断が続きます。
そして小島には先日の涙にも批判的な声がありましたし気持ちは分からないでもないですが、打たれて座り込むのは止めてください。
打たれたときこそ「へっ」という素振りを見せる涌井を見習ってもらいたく、ああいった態度は負けを認めるも同然で相手に利するだけです。
勝ち進めば大阪で、そして神宮なのかお茶の水なのかは分かりませんがそこでも投げる機会があるのですから、帽子に「強気」と書きましょう。

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◆11月7日(日) 千葉ロッテ−楽天CS1stS第2戦(ロッテ1勝1分、14時、ZOZOマリン、14,891人)

▽本塁打 山口1号(安樂)、炭谷1号(小島)、マーティン1号(酒居)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、国吉、佐々木千、益田—加藤、柿沼
楽天 岸、安樂、酒居、松井—炭谷

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