今季初のZOZOマリンは連日の満員御礼とは5000人上限での話ですが、それでもチケットは売り切れていても佐々木朗が目当てだったファンが足を運ばなかったのか自分の列には二人しか座っていないなど実態はそれにほど遠く、ある意味で球団の思惑どおりになったということなのでしょう。
前日から大きく気温が下がるのは分かっていたので着込んで風もほとんど無かったためそれほど寒さは感じませんでしたが、しかし試合は寒かったです。
打線は追いつかない程度の反撃はありましたが荻野が一人で頑張っただけで打てそうな気配がなく、そしてここまで無双だった唐川が控えクラスに炎上するなど投手陣もピリッとせず、しかしそれでも個々に目を向けてみれば現場ならではの良さを再認識することができました。
Newふてぶて王子
先発の鈴木は4回5安打2失点で開幕カード三戦目の先発などと報じているところもありますが、自分的にはもうひとつぐっときませんでした。
体全体を使ったダイナミックなフォームで内を強気に突くスタイルは好みではあるのですがバットには当てられてしまい、初回こそ140キロ台後半のストレートでファールになっていましたがそれが真後ろだったのがイヤな感じで、そして二回以降は140キロそこそこになりフィールドに飛び始めます。
安田や角中があと一歩というプレーもありましたからそこは差し引くにしても、タイプ的にはあるいは短いイニングで爆発させる方がよいかもしれません。
逆に頭から中継ぎと決めてかかっている河村はマウンド上で雰囲気があり、飄々と投げているようでボール自体はちぎっては投げといった感じです。
そのふてぶてしい感じは松永を思い出させて長いイニングを投げさせるのも面白いのではないかと、土居とともに長身コンビの今後が楽しみです。
ちなみに今日はそろそろ永野が見られるかと期待をしていたのですが、古谷とともに捜索願いを出した方がよいような気がしてきました。
一日限りか枠開放
どういう思惑か事情かは分かりませんが枠の二遊間は藤岡が欠場、中村奨も一打席での交代です。
中村奨は死球を食らいましたがぶつけられる前からベンチ前で平沢がキャッチボールを始めていましたので、おそらくは予定どおりだったのでしょう。
その平沢は二打席目までは捉えきれずも三打席目に痛烈にセンターにはじき返しての2点タイムリーを放ち、ベース上での照れたような笑顔が新鮮でした。
守りでもしっかりとスローイングができていましたから肘の不安が解消したのであれば、ここからまた一つずつ積み上げていくのみです。
また途中出場の岡はバットを折られながらもセンター前に運び吉田もしぶとく三遊間を破り、一軍に残るためのサバイバルが活気づいています。
ただ吉田は捕手としてはこれでもかと小野に首を振られまくったのをベンチがどう見るか、狙うは清田枠の方が一軍には近道かもしれません。
心配なのはやはり安田で見送ったときの表情からしてもかなり迷いが生じているような、山口も一線級の外に逃げていくボールへの慣れが必要そうです。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
西武 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 11 | 0 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 7 | 0 |
◆3月7日(日) 千葉ロッテ−西武4回戦(ロッテ3勝1敗、13時、ZOZOマリン、4,990人)
▽勝 佐野 3試合1勝
▽敗 鈴木 4試合1敗
▽本塁打 山田1号(唐川)
▽バッテリー
千葉ロッテ 鈴木、土居、田中、唐川、河村、小野—田村、吉田
西武 平井、佐野、井上、宮川、増田、伊藤—森、牧野