まさか東條

今週はもう益田もペルドモも2試合投げていたためカード初戦の締めくくりは誰にするんだろう、どちらかを使うのか、そうでなければ東妻か西村か、東妻を使っちゃったので西村か、と思ったら想像もしていなかった東條がさくっと三者凡退でプロ初セーブを手にしました。
吉井監督は「東條、登場って言ってみたかった」と舌もなめらかに、一昨日の東條は宝刀のスライダーは曲がっていても高めで怖い空気感だったことでまだまだと考えていて思い切ったなと、そして何よりこの時期に吉井メソッドを崩さないとの強い意志が感じられたのが最大の収穫かもしれません。
どうあれ今日の東條は勝負球が低目に、フランコの無様な空振りや左打者を手玉に取るピッチングに今後の出番が広がるでしょう。
横山か東條か、で七回に横山を突っ込んだのは先発が代わるタイミングが潮目が変わりやすく一番手を投入すべし、が持論の自分的には正解でした。
さて明日は森、これ見よがしに投げ抹消が続く先発陣ですから復帰戦はいろいろな意味で大事な一戦となります。
せっかく温存したリリーフ陣の出番を作れるか、今日にオリックス、ソフトバンクが似たような展開でサヨナラ負けしただけにその流れを壊さずにお願いします。

種市は自己最多に並ぶ

種市は6回3失点で西野に続く8勝目、自己最多に並びました。
適当にばらけるのは最初から最後までいつもの種市でしたが三回まではそれが四球になってしまう悪い種市で四回以降はそれでも歩かせない良い種市で、4点もリードをしてもらいながらも三回に1点差まで迫られてどうなることかと思いましたが上手く立ち直せたのは自信になるでしょう。
六回も三人で終えていれば七回があったかもしれませんが95球、ずっと100球超えが続いていたこともあり現状のローテを考えれば無理はさせられません。
初回の一死満塁を犠牲フライの1失点のみで抑えたのが大きかった、四球が絡んでの被弾はありましたがあそこがポイントでした。

横山と東妻が素敵

継いだ横山は見事、益田の後継者として最後を任せたくもありますがああいった修羅場で鍛えるのもよいでしょう、重要なポジションです。
そういう意味ではさらなるジョーカー的に使われている東妻はイニング途中での登板がきっとチーム最多でしかし潰しておきたかった浅村にヒットを打たれてしまい、左対策ではめたであろう坂本を代えたのに岡島、鈴木大と左打者が続くイヤな雰囲気をギリギリで凌ぎました。
これまでであればガタガタと崩れてもおかしくなかったところで、今日は鈴木大にかなりお世話にはなりましたが、あれこそが東妻の成長の証しなのでしょう。

ポランコがグラスラ

難敵岸を攻略するにはとにかく立ち上がり、にポランコが応えました。
平沢、中村奨の連打に山口が歩いての無死満塁に初球を振り抜くとライトスタンドに一直線、ソロポランコからグラスラポランコに改名です。
ど真ん中に岸の失投でしたがそれを見逃さず、打ち損じず、お立ち台に相応しい一撃でした。
どうしても流行らせたいのかニッカンが連呼するポラグッッチ弾もいいところで飛び出して、岸が山口を嫌がっていると解説が繰り返していましたが4打数3安打1本塁打のポランコとは違ってここまでカモっていたわけでもなく実は岸から今季初ヒットが値千金の追加点となる面白さです。
相性というところでは5打数3安打の藤岡、5打数2安打の安田を外したのが先日の対上原とは真逆の起用で、一筋縄ではいかない吉井監督が読めません。
代わりの友杉がヒットを打ってブロッソーは来日初のマルチもああいったヒットだったらブロッソーである必要は無いかな、長打をお願いします。
20打席目にしてようやく仙台でHを灯した平沢もマルチで明日は左腕にどうする、データか勘ピュータか、データであれば岡、石川慎にあと一枠は荻野の調子がなかなか上がらないだけに対左腕の平沢も見てみたい、そして辛島に4打数2安打の安田をどうするかも外野、山口、ブロッソーを絡めて注目です。

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◆8月4日(金) 楽天−千葉ロッテ14回戦(ロッテ8勝6敗、18時、楽天モバイルパーク、17,035人)
▽勝 種市 16試合8勝4敗
▽S 東條 2試合1S
▽敗 岸 11試合4勝3敗
▽本塁打 ポランコ14号(岸)、浅村21号(種市)、山口10号(岸)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、横山、坂本、東妻、東條—柿沼
楽天 岸、安樂、内、伊藤茉—炭谷

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