まさかまさか

性懲りも無くかかしを並べて松井監督にはおいしい相手になるかと思いきや、この二人で試合を決めるとは野球は分からないものです。
七番に昇格した中村奨が今季初打点となるタイムリーを含めてのマルチ、田村はようやくの今季初ヒットにやはり初打点とまさかまさかの嬉しい誤算でした。
中村奨はどちらに転ぶかと思っていればヒットは捉えた打球と持ち味でもあるバットに乗せたような技ありでらしくはあって、田村も3安打猛打賞とこれで乗ってくれれば喜ばしいですがともにジャスト2割、とりあえずは身長を超えてせめてチーム打率は超えたいです。
今日の活躍が明日のスタメンとはならない吉井監督ですが、中村奨は聖域、田村も前回に組んで好投を引き出したメルセデスで続けての出番となるでしょう。
何だかんだ言いながらも生え抜きで応援のし甲斐がある両選手なわけで、明日もライトスタンドが盛り上がれるようなバッティングをお願いします。

平良を沈める

そんな打線は難敵平良を7安打3得点で沈めました。
先制点はまさかの源田のエラーでチャンスを広げてここで中村奨、田村のそれぞれ一本目、七回には岡が貴重な追加点を叩き出します。
八回のダメ押し点もそうでしたが妥当なシフトではあっても前寄りに守っていたのが結果的には追い風となって、めっちゃラッキーでした。
船橋では日中に洪水警報が発令されて自宅周りでは台風のような強風で試合があるか半信半疑でしたが、その風が大宮でも威力を発揮してくれたようです。
そして地味に効いたのが今季初スタメンの角中で、昨季に対平良で14打数8安打2発4打点と平良がロッテ戦で打たれたヒットの半数以上を稼いだそのキラーぶりを買われてものだと思われ、そして得点に繋がらずも1安打1四球、に加えて守備での貢献も大でした。
五回に必死に走ってライナー性の打球を捕ったのは好守とまでは言えずもポランコだったらどうだったか、抜かれていれば無死で得点圏に走者を背負うことになっただけにその時点ではまだ2点のリードでしかなく、実況も解説もさして取り上げませんでしたがかなり貴重なプレーと評価します。
逆にファールフライを落球した愛斗はそもそもなぜあそこで代走だったんだろう、さすがにあの打球では和田でもアウトだったでしょうが既に八回で温存するほどでもなくそれともまだもうひと山あるとベンチは考えたのか、もしワンヒットで愛斗がサードで止まっていたら悔やまれたはずで引っ掛かりはしました。

種市直伝

西野は最後にちょっとバタバタしましたが、7回5安打零封で今季初勝利です。
意外ですが昨季は秋口になかなか白星に恵まれず8月以来の勝利とのことで、通算30勝目を手にしました。
今日はやや広めにも思えるストライクゾーンを活かして球数も少なめにほとんど高めに抜けたようなボールが無く、低目に丁寧に投げられたからこそでしょう。
そしてバウンドしないフォークがあればやりたい放題で、そのフォークが守護神のときに武器にしていてここで種市直伝とはこれまた意外でしたがそれが活きればスライダーも活きてカーブもいいアクセントとなって、このピッチングを維持できれば余裕で二桁勝利が見えてきます。
ストレートが140キロ前後で見た目に数字が伴っていませんでしたが平良でも130キロ台があって大宮のガンは癖がありそう、そこはさして気にしません。

いけるか鈴木

89球で八回も投げるかとも思いましたが5点のリードと六回、七回にピンチを作ったのが理由か、鈴木、八木のリレーとなりました。
鈴木は2安打を浴びるも自らの捕り損ないとコースヒットで打ち込まれたイメージは無く、そして点差があったにせよ引き続きキョドらなかったのがよさげです。
左腕が右打者の内は昨季に目立ち始めたリードですが臆することなくズバリと投げ込んで、ひょっとするとひょっとするかもしれません。
今季初登板となった八木は重そうなボールを投げていましたが意図せず高めがちょっと多めで、まだ何とも言えず保留かな、生き残りを賭けて頑張ってください。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 2 0 0 1 2 0 5 10 1
西武 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 1

◆4月9日(火) 西武−千葉ロッテ1回戦(ロッテ1勝、18時、大宮、16,314人)
▽勝 西野 2試合1勝1敗
▽敗 平良 2試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、鈴木、八木—田村
西武 平良、豆田、糸川—古賀、炭谷

© 2007 オリオン村