力負けだな

負けられない種市で負けました。
五回で3点リードを引っくり返されて前日と真逆の負け試合となってしまい、ヒットの数では上回りながらもチャンスだ！とSportsnaviの通知にその後が続かないロッテとあっさりタイムリーが出るオリックス、これが勝負強さの有り無しなのか、哀しいかな力負けです。
これで明日に勝てなければオリックスにマジック点灯となりそうでなくても厳しいのにゲーム差からしてほぼ終戦でしょう、こちらは恒例のガス欠で青息吐息なのに対してオリックスは今季最長の7連勝と地力の差を見せ付けられた、その現実から目を背けてはなりません。

悪い種市

その種市は6回途中を9安打4失点、めっちゃ悪かったわけではありませんが試合を作れませんでした。
吉井監督は中盤の先頭を歩かせたことを指摘していましたが適当にばらけて球数が多いのはザ･種市、それでも粘れるか粘れないかがバロメータでここまで4つ以上の与四球で勝てた試合は無く宗への四球、遅くても山足のタイムリーが代えるタイミングにも思えました。
しかしそこはエースクラスだけに追い付かれるまでは、勝ち越されるまでは、の判断が必ずしも間違っているわけではなく、その期待からか種市には辛口の吉井監督が「こっちの責任」とコメントしたのはそういった思惑と、そして少なからぬ迷いもあったのでしょう。
ところで種市のフォームは前のめりと言いますかあんなんでしたっけ、投げ急ぎみたいに見えて明日の西野とは違って同じトミージョン手術明けでもそれなりの負荷を厭わずの起用で、個人差があるにしても大谷ショックがあったばかりだけに気にならないわけではありません。

見ているのはもうちょっと先？

継投は西村、東條、鈴木でした。
東妻がいれば東妻だったと思われるところに西村は1点ビハインドでしかない状況で首位との直接対決、諦めない姿勢が感じられました。
ところが東條、鈴木は申し訳ないながらも負け試合モードのあわよくばでしかなく、結果的に両投手とも三者凡退に抑えましたが疑問が残ります。
まだ土日と試合があるため吉井メソッドを崩さないのであれば消去法でああなったのかもしれず、吉井監督の勝負勘としてまだムチを入れるのは早いとの考えだとしても、このカードでマジック点灯の可能性があるだけに見ているファンとしてはその本気度が試されるシーンでした。
種市の続投、東條は置いておくとして昇格させたばかりの鈴木は勝負の9月、と言うよりもうちょっと先を見ている吉井監督に思えます。

二番山口か･･･

そこは打線も同じでトライアウト、143通りに向けてまっしぐらです。
二番山口って何をどうしたいんだろう、荻野の代わりに藤原を核弾頭に据えたのは今月の出塁率の高さを買ったのだと思われ、しかし今日はそのシーンが無かったですがその藤原が出塁しても山口では送れない、であればイケイケの野球をするかと問われればセーフティーではあってもバントをしたりします。
同じヒットを打った打者に対する代打であっても茶谷ではなくブロッソーのとこだろ、とは打率、長打の可能性、伸びしろのいずれの点でもで、先を見据えているように思えて一方でチームの顔と称される面々、あるいは資金投下された選手には無償の我慢を続ける二面性が顕著になってきました。
どのあたりで融合させるのか、それとも最後までこのままなのか、ちなみにトライアウトを経て優勝宣言の新庄監督は二年目も最下位をひた走ります。

明日への活力に！

◆8月25日（金）　オリックス−千葉ロッテ16回戦（オリックス9勝6敗1分、18時、京セラドーム大阪、28,819人）
▽勝　小木田　27試合2勝
▽S　平野佳　34試合3勝1敗22S
▽敗　種市　19試合10勝5敗

▽バッテリー
千葉ロッテ　種市、西村、東條、鈴木—柿沼、佐藤都
オリックス　山崎福、小木田、山岡、山崎颯、平野佳—若月