らしく、負ける

やっぱりな、なるほどな、そんな完封負けです。
オリックスには上手くいきましたがあれだけ勝ちまくっていた西武に1勝3敗と負け越して、お得意様で稼いでCS圏内確保の算段は絵に描いた餅となりました。
それにしてもここまで打てないとはね、デーゲームかつ2時間半でさくっと終わったのがせめてもの救いでしょう。
さて、明日明後日の楽天との直接対決は残り試合からして1つ勝てばギリ合格で連勝すれば大きな前進、しかし連敗するとゲーム差が無くなってしまいます。
こちらとは違って終盤のチャンスに一本が出て逆転勝ちの打線vs西野に「左で投げれば」「アカデミー」のWパンチとなるvs古謝、重苦しい敵地での初戦です。

右、左

武内がよかったと言ってしまえばそれまでですが、七回までパーフェクトに抑えられて勝敗以前の問題でした。
八回の先頭でソトがヒットを打って九回は連打で3安打零封負けはままあるケースに落ち着いたものの、実態は手も足も出なかったです。
打てないだけでなく粘ることもできない、7回で73球ってどういうことよ、攻撃時間の短さにはため息も出ません。
そもそも右左の被打率がほぼ同じ武内に右という発想でフラグが立っていて、これが左腕を打っているならまだしも身長にも満たない愛斗であれば不得手ながら2割台の藤原でなかった理由が分からず、誰も彼もが打てなかったため誰がよりも誰をが目に付いた打線です。
やっとヒットが出て得点圏に走者が進んだ八回に代打の一番手が藤岡だったのもこれまた分からず、どうしても左腕に角中を出したくないのかしかし分母は小さくもさりげなく左腕に8打数4安打2四球、九回にチャンスを作れなければ角中を使わないままに終わるところでした。

しゃーない

勝ち負けとしては鈴木が打たれとなれば仕方ない、そう割り切るしかありません。
それよりもストレートに数字が出ていなかったことが気になって、たまに145キロはありましたがほぼ140キロちょいでした。
六回の八木にはまた驚かされて横山が先日に打たれたこともあり八木にとってアピールの場はピンチを作るも逃げずに凌いで、生き残りに確実な一歩です。
やはり絶体絶命となった国吉は四者凡退のクニの本領発揮、そこまで高めだったものが低めに集めてギアチェンジが映えました。

田中晴、見事

田中晴は5回3安打零封で、大役を見事にこなしました。
高めが多かったですがその高めでねじ伏せる球威があって、捉えられたかと思った打球も伸びが無い力勝ちです。
データ不足ってのがあるにしてもストレートで空振りを奪えていたのは前日の佐々木を上回ってピッチングとしての全体像もそう、順調な来季となるかはまだ未知数ですが中森を抜いてポスト佐々木の筆頭候補になるに相応しい83球、もう期待しかありません。
そう、83球での交代に議論もあるでしょうが本格的に投げ始めたのは今季で80球目処と考えたベンチだと思われ、それで二番手が八木ってどういうゲームプランで臨んでいたのかが疑問だったりはしますが、きっと来季は六回、七回、100球超えで白星を重ねると信じて今日は心からの拍手を贈ります。

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◆9月16日(月) 西武−千葉ロッテ21回戦(ロッテ17勝4敗、13時、ベルーナドーム、25,200人)
▽勝 武内 29試合8勝6敗
▽敗 鈴木 47試合2勝2敗5S
▽本塁打 西川6号(鈴木)

▽バッテリー
千葉ロッテ 田中晴、八木、国吉、鈴木—佐藤
西武 武内—炭谷

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