ポランコのせいじゃない

スイープとまでは言わずとも勝ち越していれば楽天の心を挫いてCS圏内がかなり濃厚になったはずが、逆に勢い付けてしまいました。
くじを外した荘司に手も足も出ず、ようやく八回に2点を返すも遅きに失するです。
最終回は松井裕を攻め立てて2点を奪い1点差まで迫るも3点、4点を失う守護神がそうそういるわけもなく十八番の追い付かない程度の反撃に終わって、その松井裕からリーグタイ23号を放ったポランコに「チームの勝ちに貢献できてないっていうところが悔しい」と言わせてしまうのが情けなさ過ぎます。
打ち損じはもちろんありますがチームトップの65打点はリーグ4位でもあり、ポランコの前に走者を出せないのが全てでしょう。
今日は珍しくもツーランでここまでソロ以外は7試合全勝に期待をかけましたが、これでトータル9勝10敗の負け越しです。
オフの去就が取り沙汰されていますが待遇以前に「勝てるチームでやりたい」と言われたらもうお手上げ、それが建前であっても沈黙するしかありません。

カメレオン終わる

そんな貧弱な打線は116試合目にして初の同じ布陣だそうで、毎試合にチェックしていたきっと担当記者は肩の荷が下りたでしょう。
それを記念してか最後の最後に大下を代打に送りましたがほぼ9人野球、スタメンには最後まで任せる吉井流に変わりはありません。
しかし期待に応えられないカモメ戦士はチャンスらしいチャンスを作れず先頭打者を出してもゲッツーで潰してヒットを打ってセカンドを狙うもさくっと刺されて、八回にタイムリーの藤岡もあの打球で刺されるって何だろう、リクエストにはなりましたが映像では本人は「うわっ」という表情で分かっていたはずです。
下からの突き上げは無く上も聖域に加えて体調維持がメインとなればこんなものか、今日のメンバーと控えとの紅白戦がどうなるかに興味があったりもします。

中森無念

中森は5回4安打1失点、しかし先発としてのプロ初勝利は果てしなく遠いです。
数字だけを見ればまずまずも本人の言葉どおりに「内容はまだまだ」はそのとおり、ただ高卒3年目のプロ7試合目、先発では2試合目の中森に不甲斐ないと誰が非難できよう、打線が普通のチームであれば勝っていてもおかしくないピッチングでした。
ストレートの走りは悪くなかったですし、ただ気になるとすれば中継ぎではそうでもなかったですが先発で与四死球が増えていることで前回は3四球、今日は5四死球と球数が増えてテンポが悪くなる要素は早めに手当てして排除したいものです。
おそらくまた投げ抹消でしょうがすぐにチャンスはあるはず、次こそは勝てずとも「内容はよかった」と語れるピッチングに近づけるよう楽しみに待ちます。

ピンチ!

夏休みだと思っていた西村は左脇腹違和感での抹消とのこと、その後に吉井監督から「左脇腹肉離れで2週間ぐらいダメだと思う」とのコメントです。
これは痛い、痛すぎる、吉井メソッドで過負荷ではなかったにしてもキャリアハイの蓄積疲労が多少なりとも影響したのでしょう。
あまり意識はしていないのかもしれませんがその西村の状態について「もしプレーオフに出られたら、ギリギリ間に合うか、間に合わないか」の吉井監督に意地でもCSに出場するとの意気込みが感じられないのは気のせいか、そして引っ掛けまくる東條の独り相撲にはげんなりでしたし復帰の澤村、無失点が続いていた澤田の被弾はまたしても小郷、阿部にげんなり、今日は井口前監督が「わだかまりはないよ」とばかりに登場しましたが行木ディレクターの現状が知りたいです。

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◆9月3日(日) 千葉ロッテ−楽天22回戦(11勝11敗、16時、ZOZOマリン、27,729人)
▽勝 荘司 15試合3勝3敗
▽S 松井裕 46試合1勝3敗31S
▽敗 中森 7試合1勝2敗
▽本塁打 島内6号(中森)、小郷9号(澤村)、阿部4号(澤田)、ポランコ23号(松井裕)

▽バッテリー
千葉ロッテ 中森、東條、岩下、澤村、澤田—田村
楽天 荘司、渡辺翔、松井裕—太田

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