悔いなきゃいいけどね

それこそオリックスをなぎ倒したのが無になってしまいそうな、痛い初戦での逆転負けです。
勝負ごとですから勝ち負けは結果であって仕方なくはあれど、しかしこの一戦の重要性をどこまで吉井監督、金子参謀が考えての采配だったのかがどうにも納得がいかず、全力を尽くしたのか、現時点でコメントは伝えられていませんが突っ込みたいポイントがままあります。
さておき今日に潰しておけば西武はすっかりとイベントモードで押し切れる可能性が高まったところが、逆に杉山で見送ったマリーンズアカデミー頼みを明日の羽田で狙ってきそうですし岡田、金子と引退セレモニーは1イニング1打席にせよチーム一丸となって面倒くさいことになってしまうかもしれません。
そしてこれまで熱中症っぽいのが何度かあった小島がフラグらしき意気込みを見せて、明後日の佐々木で落としたら今日が後世に語り継がれる黒星となります。

角中を舐めんなよ

これまでの起用からして何の違和感も無く交代を告げたのでしょうが、まだ五回表で2点のリードでしかないのに角中に代走和田が腑に落ちません。
二塁走者であれば百歩譲ってそれでも疑問ですがまだよし、しかし満塁での一塁走者としての和田は無駄遣いでしょう。
代走より守備固めとしての意味合いが強かったにしてもそれはそれで早すぎで、どうしてもであっても和田の足を温存して愛斗が正解だったと考えます。
和田の足の有効活用は勝ち越しの1点が重い七回無死二塁のポランコのところで、そこで打者和田のショートゴロでポランコが三塁憤死が皮肉すぎます。

なぜ澤村

懸念した立ち上がりを凌いだメルセデスはしかし三回以降は得点圏に走者を背負って2点を失って、中12日の87球は六回続投でもよかったと思いつつ継投に入ったのは必ずしも間違いとは言えず、六回からの継投で上手くいっていた成功体験が背中を押したのもあるでしょう。
それが横山の乱調で追い付かれたのはこれまた結果でしかし澤村は違う、確実に勝ちにいくなら、ダメでも悔いることが無いのは国吉でした。
ベンチには入っていて投げられない状態とも思えず、もし直近が国吉8日、澤村7日が理由であれば淡々といつもの野球をやったことになります。
3四死球で2本のタイムリーにはもう笑うしかなく、終わってみれば岸による7点目が致命傷でイニング途中の交代のハードルが高い澤村ならではでしょう。

なぜ送らない

三回の無死一塁でバントなら二回の無死一二塁でなぜ送らない、藤原がヒットを打って佐藤が犠牲フライを上げて尻拭いをしましたが気に入りません。
これは中村奨のせいではありませんが二回は強攻で走者を進められず、五回はダメ押し打とはならず、七回はポランコ憤死でヒットが打点に繋がらず、九回は四球を選んでチャンスを広げるも追い付かない程度の反撃に終わって、要所で目立つも勝利に貢献できない巡り合わせの悪さです。
いいとこ探しをすれば帳尻合わせでも何でも、ノルマとした20号を4試合連続アーチであっさりとクリアしたソトが明日以降の希望の星です。
岡は一ヶ月の離脱で規定打席には届きませんが佐藤とともに少しでも3割に近づけて欲しい、チームとしてではなく個人の積み上げで勝つしかありません。

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千葉ロッテ 0 1 2 0 1 0 0 0 2 6 8 1
西武 0 0 1 1 0 2 3 0 X 7 10 0

◆9月13日(金) 西武−千葉ロッテ18回戦(ロッテ16勝2敗、18時、ベルーナドーム、21,146人)
▽勝 佐藤隼 41試合2勝1敗
▽S アブレイユ 19試合2勝5敗25S
▽敗 澤村 36試合1勝2敗1S
▽本塁打 ソト20号(松本)

▽バッテリー
千葉ロッテ メルセデス、横山、澤村、吉田—佐藤
西武 松本、上田、ボー、佐藤隼、平良、アブレイユ—古賀

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