叩けるときに叩く

昨季の相性の良さがそのままと言ってしまえばそれまでですが、ソフトバンクの綻びが目立ちます。
これまでであれば六回に追いつかれたところでそのまま押し切られていたでしょう、前日、前々日の延長戦もそこまでに決められていたでしょうし、14安打10四死球ながらももたもたしているロッテに後れを取るソフトバンクではなかったはずです。
逆に言えばこのカードで目立つ無駄な四死球こそが今のソフトバンクを象徴していて、かつ内川や松田宣の頑張りとキューバ勢で目立っていなかった新陳代謝の遅れがここにきて覆い隠せなくなってきたのでしょう、しかしもちろん油断はできません。
取っ替え引っ替えのやりすぎの弊害感はあれど層が厚いので救世主の予備軍はいくらでもいるでしょうから、とにかく叩けるときに叩くのみです。
開幕が遅れたという特殊事情はありながらも8月の単独首位は50年ぶりとはあまりに恥ずかしい記録ですが、まだシーズンも半分に至っていませんので角中の「最後に」を合い言葉に一戦一戦を大事に、その50年前は6月に首位に立って最後まで走り抜きましたので参考にはならず、新しい歴史を刻んでいきましょう。

ニュー石川なのか

石川が7回105球3失点で4勝目は美馬と並んでチーム勝ち頭となり、開幕前に想定をしていたであろう両輪の形になってきました。
開幕戦以来のソフトバンクを相手にピッチングとしてはそのときとは違い打たせてとるというほどでもありませんでしたが、対する打者からは別人のように見えたのではないかと、それでいて柳田には果敢に内を突いていましたので面食らったのではないかと思います。
その柳田には内に投じたボールが中に入って、また中村晃には高めに抜けたボールをスタンドまで運ばれはしましたが、それ以外はピンチらしいピンチもなく七回を投げてくれたのは唐川、ハーマンに3連投をさせないと決めていたであろう吉井コーチからすれば万々歳だったでしょう。
意識をしているかどうかは分かりませんが抑え気味になったことでコントロールも安定をして、カード初戦の美馬と同じくゾーンで勝負ができたからこそ球数が少なく長いイニングを投げられた理由でしょう、このあたりは小島に一番に学んでもらいたいところです。
おそらくは準備はしていたであろう益田を使わない我慢ができたのは、日曜日は予報が怪しいですが連投の可能性がありますので大きいです。
苦しいリリーフ陣ですが地元に帰ってきてのこの半月で思うように回せるようになってきて、はっきりと背中に感じられる強い追い風が吹いてきました。

四番安田の貫禄

ソフトバンクも前のカードがオリックスだったので貯金を稼いでいましたが、調子自体はイマイチのようです。
あれだけ四死球を与えればピンチばかりになるのは当然ですし、さすがのロッテでも残塁の山を築くにも限度があります。
東浜は立ち上がりから制球に苦しんで132球となれば五回での降板も止むなし、9安打4四球で3失点で済んだのは奇跡のようなものでしょう。
奥村などは出てきて四球、死球で決定的とも言える追加点を許すようではお話になりません。
そんな荒れ気味な相手に対して攻めきれなかったところで四番安田の貫禄が素晴らしく、先制をされた直後のタイムリーはMVP級でした。
二本の犠飛のマーティンも本人は一本目などはスタンドに入らなかったのが不満のご様子でしたが、流れを引き寄せるに充分すぎます。
井上も相変わらず振りすぎ感はありますが豪快なアーチをバックスクリーンに叩き込み、このクリーンアップがどっしりとしていることが周りを引き立て、その周りの出塁が打点に繋がる相乗効果でお互いを高め合う形になっているのでしょう。
その振りすぎの井上にしても4安打で3割が見えてきた中村奨にしてもセンター方向への意識が残っているからこそで、田村も然りです。
和田が過剰に意識をされているのも打線にとってはアドバンテージになり、荻野の復帰が待ち遠しくもこの流れをいじりたくないとは贅沢な悩みです。
あと一本が出ていればもっと楽には勝てましたが首位攻防と考えれば上出来、カード勝ち越しも早々に決めて土日もマウントしていきましょう。

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ソフトバンク 0 0 2 0 0 1 0 0 0 3 5 1
千葉ロッテ 0 0 1 1 1 1 2 1 X 7 14 0

◆8月21日(金) 千葉ロッテ−ソフトバンク7回戦(ロッテ5勝1敗1分、18時、ZOZOマリン、4,969人)
▽勝 石川 10試合4勝2敗
▽敗 高橋礼 26試合2勝1敗
▽本塁打 中村晃3号(石川)、井上12号(東浜)、柳田16号(石川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、東妻、小野—田村
ソフトバンク 東浜、高橋礼、川原、奥村、加治屋—甲斐

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