終盤戦の帳尻合わせと揶揄されることがありますが力が無ければ帳尻合わせもできないわけで、KYも同じ、それすらできないことを思い知らされました。
大方の予想どおりに楽天の連勝を止めるどころか今季7試合目の完封負けはしかし阪神は今日にやはり零封負けで10度目とのこと、下には下がいます。
矛と盾、でもないですがロッテと阪神が試合をしたらどうなるんだろう、3試合連続のスコアレスドローになったら面白いのですがこういうときに限って乱打戦になったりして、もうペナントレースよりそんなことが気になるその底辺の直接対決は交流戦の2カード目、地元での今月末となります。
またしても小島を見殺し
そんな完封負けですから五回に失点した時点で小島の負けは確定していたわけで、これで先制されたときは17敗1分となりました。
とは言え7回まで2失点、その失点も西川への四球が痛かったですが銀次の内野安打に柿沼が股間を抜かれて、あまりに気の毒すぎました。
そして「リリーフがいっぱい投げているので130球を」とのお言葉に甘えたのか113球からの八回続投で致命的な2点タイムリーツーベースを浴びて、後続の横山も打たれてきっちりと走者を返してしまっての5失点、小島とすれば踏んだり蹴ったりでしょう。
ただこの回も先頭を歩かせてしまい、もっとも西川のそれもそうでしたし浅村への一球もそう、ベースの右端のジャッジに泣かされたのも大きかったです。
守りでは五回のそれはあの動きしかなかったですし上手く処理できていても間に合ったかどうかが微妙だったエチェバリアは八回のサード送球は完全に判断ミス、と言いますか1点を失うのを恐れて大量失点のパターンにはまったと言ったところか、完全に負の連鎖となっています。
勝てていれば少しは疲れも吹き飛ぶでしょうがこの3試合で134球、114球、そして139球でも1つも勝てず、小島の肩肘が心配になってきました。
いつもの他人事
打線は4安打しかできなかったと言うべきか田中将から4本もヒットを打てたと言うべきか、もうどうでもいいです。
チャンスが全く無かったわけではなく五回に連打での無死一二塁は山口がバントをできずにヒッティングに切り替えて三振、後続も凡退して、七回にはヒットと四球での無死一二塁に今度は安田にそのまま打たせて走者を進めることすらできずに山口がゲッツー、あまりにしょぼすぎでしょう。
バントについては試合後に井口監督の「レアード以外は全員バントはするよと言って練習してきたが結果的に決められなかった」が全てを物語っているようで、なぜに受け身なのか、「言ってきた」ではなく「やれ」が監督の仕事ではないのか、ここまでバントをどれだけミスってきたか分かっていないようです。
そして7点ビハインドでも九回に何ごともなくそのまま打席に送り出すのもいつものことで、今日も柿沼に代打を出しただけのほぼ9人野球のどこに若手のチャンスがあるのか、その代打にしても分母が小さくも4割の柿沼に1割台かつ10打席連続ノーヒットの藤原の理由がサッパリ分かりません。
そして明日は涌井ではなく藤井とはどうやら若手のチャンスは相手にあるようで、前回にプロ初登板初先発を6回零封でプロ初勝利に味を占めてプロ2試合目もロッテをターゲットにするいう屈辱にまたしてやられるようであれば乾いた笑いすら出てきそうになく、意地を見せてみろ、プロを名乗るのであれば。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | X | 7 | 9 | 0 |
◆5月10日(火) 楽天−千葉ロッテ6回戦(楽天4勝1敗1分、18時1分、楽天生命パーク、22,005人)
▽勝 田中将 6試合4勝1敗
▽敗 小島 6試合4敗
▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、横山—柿沼、松川
楽天 田中将—炭谷