本前の好投は報われず

巨人ファンからすれば聞いたことも無いであろう本前にボーナスステージぐらいのつもりでいたかもしれませんが、前日の佐々木朗と同じく6回4安打1失点は自己最長イニングかつ102球も最多でプロ初QSですから勝たせてあげたかった、それぐらいにナイスピッチングでした。
簡単に追い込むもファールで粘られるなど決め球欠如という課題は露呈しましたが立ち上がりの140キロ台後半こそ維持できなかったものの145キロ前後のストレートはキレがありましたし、多めだったスライダーよりも虚を突いたようなカーブをもっと上手く使えば楽ができたようにも思います。
前回登板からベンチを外れていた大嶺が満を持しての今日でしたから三回、長くても四回までで頭から全力で投げたからこそとも思っていましたが五回、そして六回と崩れることなく、プロ二戦目の大炎上から二試合続けての好投に自信も付いたでしょう。
六回に四苦八苦の岩下、小島もうかうかとはしていられず、先発ローテを佐々木朗と本前の同期二人が引っかき回してくれる今後に期待をしたいです。

大嶺が炎上

早い回から大嶺に交代するかと思っていましたが本前の好投に引っ張ったのか、それとも最初からいけるところまでいってからの大嶺と考えていたのか、もし前者であれば準備が登板に上手く噛み合わなかったのかもしれませんがあっという間の大炎上でした。
ウィーラー、岡本といずれもフォークの投げミスかゾーンでさして落ちることなく打ってくださいと言わんばかりのボールになってしまい、そして例によって大嶺の25球で1球も内への要求が無かったのにはうんざりで、坂本勇にライト前に運ばれるなどこの外傾向が強いリードは対戦頻度の低いセントラルであっても読まれていてもおかしくはないですし、それでコースをある程度絞れれば打つ方は狙いやすいでしょう。
この回から代わった江村だからということでもないでしょうが、それでも今日の柿沼はそこそこ内を使っていただけに一つの転機ではありました。
最後に投げた成田は中後ほどではなくとも左打者が腰を引くスライダーがストライクになっていましたのでコントロールさえ乱さなければ面白そうではあり、ただ右打者には怖くて使えないのかほぼストレート、あるいはツーシームかシュートだったのかもしれませんが、いずれにしても130キロ台後半と以前よりはスピードが増していますので落ちるボールと組み合わせれば威力を発揮するかもしれませんから、石川や益田にシンカーを教えてもらうのはいかがでしょう。
ちなみに試合後の井口監督は唐川がコンディション不良で八回に投げさせられなかったようなことをコメントしていましたが、そのつもりであればここ数試合の登板条件は同じ佐々木千でもよかったはずで、それをせずに大嶺に託したのですから信じて送り出した、ぐらいは言って欲しかったです。

視線の先にあるものは・・・

打線は巨人とほぼ同数のヒットを放ちながらもスミイチでしかなく今日もマルチヒットの安田と噛み合わず、調子を落とし気味のマーティンは緩いボールに翻弄されてしまい、そして一打席目にタイムリーのレアードも二打席目以降はタイミングが合いませんでした。
どれだけ早打ちをすれば気が済むんだ、の加藤が最後にツーベースを放ったのが記憶に残ったぐらいで、9安打ほどに攻めた印象はありません。
そんな中で古巣と初対決となった香月はセカンド、ファーストの守備位置からちらちらと左方向を見ていたのがどうにも気になって、ちなみに打席に入ったときに一塁側からも大きな拍手にチーム優先の自分としては複雑な心境だったりもして、マウンド上の小野はどう感じたんだろう、もしあそこで勝ち越しタイムリーを打たれていてもまた拍手をしたのだろうか、などなど、甲子園で鳥谷に拍手をした阪神ファンを思い出したシーンでした。

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◆6月11日(金) 千葉ロッテ−巨人1回戦(巨人1勝、17時45分、ZOZOマリン、6,915人)
▽勝 メルセデス 2試合2勝
▽敗 大嶺 7試合1勝1敗
▽本塁打 岡本17号(大嶺)

▽バッテリー
千葉ロッテ 本前、小野、大嶺、成田—柿沼、江村
巨人 メルセデス、畠、ビエイラ—大城、小林

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