さらば福田光

このタイミングでの、しかも同一リーグでのトレードは意外ではあります。
ルーキーイヤーに長打連発で期待された福田光はしかしそれも長続きをせず、今春も似たような軌跡でいきなりガツンと長打を放って目立ったもののしかし右肩下がりで練習試合が終わってみれば.219でしかなく、そしてオープン戦では3打席2三振でした。
その結果を受けて、よりも前に決まったのでしょうからもしかしたらその出足が日本ハムの目を引いたのか、それとも茶谷、小川、友杉の頑張りに居場所が無いだろうと思われたのか、そもそもどちらのニーズで始まったトレードかは分かりませんが福田光にとってはロッテにいるよりはチャンスが広がるのでしょう。
ポジション的にいつの間にかファーストに追いやられてしまい打撃でアピールするしかなくなった福田光はあまりにライバルが強烈すぎて、茶谷らはいずれも年下ですし昨オフの現役ドラフトにもリストアップされていたのではないかと、あるいはそれで脈ありと日本ハム主導の可能性はあります。
その日本ハムの事情を承知していませんがファースト清宮、サード野村は動かないとなれば杵柄でショートを狙うか狙いやすそうなのはセカンドなのか、福田俊がいることで北海道でも再び福田光として光り輝けるよう頑張ってください、ロッテ戦ではお手柔らかにお願いします。
ちなみに写真は今年に巡り会っていないため初めてナマで見たルーキーイヤーの石垣島でのものを、2020年2月11日の福田光です。

いらっしゃい西村

入れ代わりでロッテのユニフォームを着る西村にはこれといった印象はありません。
強いて挙げれば器用さのない無骨なピッチングスタイルで柔軟性に欠ける、といったところか、こちらも成績はなだらかに右肩下がりです。
数字としては防御率が3点台後半から4点台と低目のところで水平飛行をしていて、年齢的に今季30歳は大きな上積みは期待できそうもありません。
正直ベースで言えばこのクラスが必要になるぐらいにリリーフ陣が危ういのかと、練習試合でもオープン戦でも1球も投げていないことからして福田光と同じく今オフを乗り越えられるかどうかが微妙な立ち位置だったのでしょうから奮起して居場所を勝ち取るのみです。
昨季のイースタンでは15試合で防御率2.51、14回2/3で11被安打2被本塁打15奪三振5与四死球をどう評価したのか、松田スカウトがアマチュア担当に転出して南スカウトの動向が聞かれず、ロッテのプロ担当スカウトの存在意義を問われることになる西村の今後かもしれません。

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