福田が戦力外通告をされました。
先日のそれとタイミングがずれたのは格、と言うほどのこともありませんが一定の配慮がされたのかもしれず、しかし戦力外に変わりはありません。
報道を信ずれば争奪戦を制して4年4億8000万、ロッテとしては清水の舞台から飛び降りる覚悟での獲得は敢えなく墜落死です。
4年間で89試合54安打5本塁打25打点.204は移籍前年の一年分にやっと届いたり届かなかったり、メジャーではよくある話ですがNPBでこれほどの体たらくは阪神で1試合も投げずにクビになった山沖のように数年後、数十年後でも失敗例として語られることになるでしょう。
結果的には一年目の開幕前に、それが藤岡貴にってのがあれですが食らった死球を最後まで引きずったことにもなりますが右肩甲骨亀裂骨折はその後に復帰したため直接的なものではなく、昨季終盤になって今ごろかと右肩関節鏡下関節授動術に至った経緯を洗い直して体制の糧としてくれとしか言い様がありません。
キャラクターとしては石垣島でのファンサービスなどよさげだっただけに残念、大器は大成すること無くベールを被ったままでした。
現役続行を希望しているとは本人にも不完全燃焼なのでしょう、二軍では.284ですし控えとして考えれば2000万程度で興味があるところもあるかもしれませんが来季に実質36歳のスペ体質となればどうだろう、その待遇であればロッテでもあと一年と思わないでもないですがプレーできる状況でも一軍に呼ばれなかったことからして現場には見切られていた感が強く、そして中途半端な未練は怪我の元だけに和田、角中、石川慎の存在もあり今回の判断は正しく思えます。
あれれ・・・
一方で先立って戦力外通告をされていた西川は、今日のフェニックスリーグに出場しました。
あくまで儀式を経ただけで11月末までは契約期間ということでルール的に問題は無いのでしょう、過去にはやはり広島を戦力外通告の伊与田が本人が希望してロッテも興味を示していたことでその後に練習試合だか何かでロッテ戦に出してもらったというのがあったように記憶しています。
あるいは度重なる離脱の原因となった箇所を手術するためかとも思っていましたが単なる力不足と見たのか、どうあれ育成枠での再契約が確実でしょう。
逆に外野手不足の宮崎に谷川がいないってのが気になったりもして、今日の外野陣は右から西川、平沢、そして大方の予想どおりに黒川でした。
余談ですが戦力外通告当日に公式Twitterにリンクされて空気を読まないと批判もあったマリーンズプラス、山本との「浦和の仲良し対談」は9月上旬にアップされたものっぽくて前編、となれば後編はいつアップされるのか、育成枠契約が結ばれた後であればまだずっと先になりそうです。
まさかね
この二案件を重ねてみると、あれこれ考えてしまいます。
河村や菅野とは違って怪我でも手術でもない西川の育成枠契約は巨人ばりの人的補償対策だったりして、ごく一部に加藤貴はロッテなんて話もあります。
しかし美馬はそれっぽくも福田での大失敗の痛手がフラッシュバックする球団首脳でしょうし、こちらも益田が形になりましたが複数年契約のリスクは中村奨でありありと、そうでなくても緊縮財政下でポランコ、ペルドモの流出阻止に資金が必要なだけにタブロイド紙のささやきは戯言の域を出ません。