今季初のZOZOマリンは一階売店はほとんど営業していましたが工事中のところもあり、こんなのがこんなだったりもして、開幕までもう半月なのにファンブックの販売はされておらず、例年であればシーズンクーポンに同梱されているポケット日程表が入っていなかったのでもらいに行ったら地元開幕カードまで待てと、「焦るな、準備中だ」、球場全体からそう語りかけられるような一日とは試合もそう、大丈夫かよと思ってしまうぐらいの完敗でした。
何やってたの?
打線は僅かに3安打でキャンプに不参加のマーティンに「キャンプで何やってたの?」、ルーキーの松川に「今まで何やってたの?」、オープン戦から合流の藤岡に「練習試合で何やってたの?」、と言われてしまえばベンチとノーヒットの面々は返す言葉も無いでしょう。
見た目が昨季最終盤のそれに比べれば締まった体つきのマーティンは守りでの動きも悪くはなく、いきなりのフェンス直撃のツーベースはさすが、の無死二塁からワイルドピッチでの無死三塁で得点が入らないのはどうしたものか、頂点よりもまず1点を掴み取りたいです。
この初戦に先発マスクを任された松川は開幕マスクへまっしぐら、となると佐々木朗のまっしぐらと同じくうっちゃられるかもしれませんが、今日は前日の5人衆のうち田村が不在で代わりに佐藤都が、代打吉田の代走に加藤が出てくるなんてところからしても、史上3人目の快挙の可能性は充分にありそうです。
これでもかとバウンドさせまくった二木をしっかりサポートするブロッキングはその柔らかいキャッチングとともに大きな武器になりそうで、バッティングは流していると言うよりは引っ張れないだけにも思えますがバットに乗せる技術は18歳のそれにはとても見えません。
安田vs池田から平沢vs池田に衣替えをしたサード、ショートは藤岡とエチェバリアをがちんこさせるのか、そんなポジション争いも楽しみですし、そんなのもあっての準備中だと思えば少しは気が楽になりますが産みの苦しみは長いのはイヤなので、そろそろ結果が欲しいものです。
自己との戦い
六回途中までを1失点ですので好投と報じるところもあった二木はストレートに手応えを感じているようで、その走りは本人が言うほどとは思えませんでしたがまずまずいい感じではあったかなと、それよりも打者に向かう姿勢でしょう、それがなかなか前に出てきません。
警戒するのは当然ですが走者を気にしすぎているのもそうで、ボール先行で球数がどんどん増えていって自らの首を締めていたように思えます。
五番手、六番手のチャレンジャーの一人と考えれば充分なピッチングなのかもしれませんが昨季の開幕投手ですので物足りない、そんな今日の二木でした。
やたらマウンド上で笑みを浮かべていた益田が順調そうな一方でまたしてもイニング途中で交代となった国吉はハーマン化が進んでいるような、昨季が出来すぎだったのと好不調がハッキリしているところなどがそのまんまで、きっと澤村が残留していてもそうだったのでしょう、二年目は難しいです。
鈴木は中継ぎ!
その国吉の不始末を手仕舞ったのが鈴木でイニング跨ぎをしなかったことからして中継ぎ起用が決まったのでしょう、喜ばしいです。
左の中継ぎではなく中継ぎとして勝利の方程式に食い込むぐらいの活躍を、それこそ国吉がふらふらしているようであれば取って食うぐらいでお願いします。
そしてご執心なコーチがいるのか成田がまだそのポジションで今日は注文どおりのゲッツーに切って取りましたが、初球のあれがストライクにならないようだときつい、求められるところは3度に1度の成功では話にならないので今後がどうなるかが気掛かりでなりません。
余談ですが先日に気が付いた交代時にマウンドに向かったのはまた清水コーチで、木村コーチが不在かと思えば袖番号77がベンチにいましたし、どういう役回りにしたのかなったのか、清水コーチに投手のことまで任せる余裕があるとは思えませんが捕手のリードとともに責任重大です。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
西武 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 9 | 0 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 0 |
◆3月11日(金) 千葉ロッテ−西武3回戦(西武2勝1敗、13時、ZOZOマリン、4,332人)
▽勝 高橋 3試合1勝1敗
▽S 赤上 4試合2S
▽敗 二木 2試合1敗
▽本塁打 鈴木1号(二木)、藤岡1号(田村)
▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、成田、益田、国吉、鈴木、田中靖—松川、佐藤都
西武 高橋、平井、田村、赤上—森、柘植