前日の序盤と終盤が逆になったような試合でした。
七回まで手も足も出ない展開から八回に1点を取って九回にも満塁のチャンスを作って、でも追い付けないんだろうな、なんて思ってしまったのが正直なところでしたが最後は勝又が勝ち越しツーベースを放って見事すぎる逆転勝ち、裏の守りで笑いをかみ殺すかのように顔を作っていた勝又です。
今日も黒川だけでなく金田も不在で続けてスタメンで起用されている中でなかなか結果は出ませんがこういった経験が成長の糧になるのでしょう、まだ和田を思わせる体の細さでプロ野球選手のそれになっていませんが和田はそのままにタイトルホルダーになったわけで野球って分からない、勝又だって分かりません。
同点打は谷川
同点に追い付いたのは谷川のタイムリーでした。
途中出場はいつもの外野ではなくサードって初めてかと思って調べてみたら今季から守り始めて今日で3試合目、ヘルニアの手術でのリハビリで外野を守っていたものが便利屋になってしまいそうで、それでも捕手としての出番も増えていてどこであれチャンスと考えるのがよいのでしょう。
なかなか率は上がりませんし長打も無く苦労していますが立派な二の腕で開花する日が来ると信じたい、先輩の友杉は頑張っています。
この週末に合流かと思っていた高部は今日はまたDHに戻ってしまい、平沢がじわっと存在感を出し始めて吉井監督も焦って上げることはしないかもしれません。
ムキになってる?
ここまで防御率3点台前半ながらも3試合3敗の佐藤奨はなるほどと思ってしまうようなピッチングで、走者がいなければ前後を使った組み立てができていますが背負えばムキになるわけでもないでしょうがコースで勝負にいこうとして、そしてカウントを悪くして置きにいったボールを痛打されました。
これは本人もそうですがリードもどうなんだろう、あまり組んだことがないであろう松川はポロポロしていましたし打撃も奮わずヤバそうな気配が漂います。
風はほとんど無かったのにやたら手前から曲がっていたあれは何なんだろう、カットボールの軌道でもないですしよく分かりません。
ベストピッチ
教育リーグで見たときにはベースカバーなどができて面白い存在になるかと思ったフェリスはしかしその試合で失点してその後も投げれば打たれるの繰り返しでしたが今日は三者凡退、はあるいは初めてかもしれず、スリーボールにはなりましたが力のあるボールを投げていました。
昨日ほどでもなかったですが今日も日差しがあれば汗ばむ陽気でそれでも首までピチッとしているのはもしかして寒がりなのか、夏場になれば本領発揮となってくれればいいですがアポステルも加入して若い助っ人の今後の成長ぶりを楽しみに見守りたいです。
久しぶりに見た東妻は山本ではないですが超絶クイックでストレートは1球も無かったような、生死を賭けてのモデルチェンジをしているのかもしれません。
勝ち星が転がり込んだ国吉はキャッチボール投法を止めてしまったっぽく、それでもそれほどばらけていなかったのでもうちょっと待ちます。
そして石垣島から別メニューで故障が噂されていた田中晴が棒を使ったかと思えば重そうなボールをぶん投げたりと肩肘腰膝が悪ければできない動きをしていたため体作りが理由なのか、上位24人に入るであろうとの見方も3巡目での指名にまだ故障疑惑は拭えませんがちょっとホッとした今日の鎌ケ谷でした。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 5 | 8 | 0 |
日本ハム | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 |
◆4月22日(土) 日本ハム−千葉ロッテ5回戦(ロッテ4勝1敗、13時、鎌ケ谷、1,054人)
▽勝 国吉 8試合1勝
▽S 廣畑 7試合1勝1S
▽敗 吉田 8試合3敗1S
▽バッテリー
千葉ロッテ 佐藤奨、東妻、フェリス、小沼、国吉、廣畑—松川、柿沼
日本ハム 生田目、長谷川、柳川、柿木、吉田—田宮