1年かかっちゃうかもしれない

元々実力持ってる子なんで、急に上がるかもしれない」とは言いながらも、ボール連発のコルデロにベンチで呆れたような笑いを見せていた吉井監督だけにそれに続く「1年かかっちゃうかもしれない」が本音でしょう、それぐらいに箸にも棒にもかからないピッチングでした。
そもそもほんの3日前に二軍戦で4安打1四球とやはり大乱調でイニングを投げきれず調整遅れが明らかだったのにどうしてオープン戦に呼んだのか、自らの目で、ナマで投げるところを見たかったのか、今季は止めたのかもしれませんがイニング途中での交代にマウンドに向かわなかった吉井監督です。
これがメジャーとNPBのゾーンの違いに苦しんでのものであればまだしもボールに指がかかっていないとしか思えない高めに、それも右に左にと抜けてばかりだと傷もの疑惑、あるいは違いすぎる見た目で別人疑惑が囁かれてしまいそう、先日よりは数字が出ていたのがせめてもの救いです。
一ヶ月程度で本来の姿を取り戻してくれよと願うしかありませんがそれはそれでならキャンプ初日から呼びつけろよと、球団の失態でもあるでしょう。

何のお試し?

練習試合にも登板せず教育リーグでめっちゃ打ち込まれていた秋山が、ここにきて何のお試しなのか、いきなり最終盤のオープン戦に登場です。
坂本の二軍落ちでその代わりの意味合いなのか、しかし左の中継ぎは鈴木、中村稔が開幕一軍にかなり近いところにいて現時点でさほどのニーズはありません。
さておき秋山にとっては大チャンスで1回1安打1奪三振零封は結果を見ればまずまず、コントロールに難があるイメージがありましたが今日はその心配も無く最後のストレートは低目の外ギリギリで見事でしたがそのストレートは140キロ前後、すっかりと成田二世の道を歩んでいるようにも見えてしまいました。
チェンジアップは上手く抜けていたのでこれを使ってキレで勝負をする方向性であればリリーフではなく先発でしょうし、しかしこの登板に繋がったのかもしれない二軍開幕戦での2回パーフェクトはリリーフによるもの、秋山をどうしたいのかベンチの思惑が気になります。

5席目までは決まり

メルセデスはビジター2試合目の先発を確実としました。
前回登板と同じくストレートの走りはよさげでしたし無駄なボールもほとんど無く5回65球は上出来、これなら七回だって目指せます。
ただ打線の援護が無いのがこれまた前回登板と同じでそしてレギュラーシーズンでもそうなってしまいそう、それだけが心配ごとです。
週末のナゴヤでは開幕カードの小島、種市、佐々木を投げさせて西野、メルセデスまでは決定で注目されるは6席目、自分的にもきっとファン目線としても中森でしょうがかつてのソフトバンクキラーの実績を買って美馬の可能性もあって、そのチョイスで吉井監督がどこを見ているかが見えてくるでしょう。

何のお試し?

野手はおそらくオープン戦では初めて中村奨がスタメンを外れて、安田も外れて山口も外れてポランコも外れて、そして1安打零封負けでした。
唯一のヒットがベテラン角中という哀しさよ、アピールをせねばならなかった上田、井上、和田はからっきしです。
1つの四球を選びはしましたがここで上田がマルチとかだったら聖域崩しへの糸口になったかもしれず残念すぎて、井上も和田も不甲斐ない、これでまたナゴヤでは元の布陣に戻って開幕スタメンを想定したものとなるでしょう、もしそこでもお試しのようなオーダーであればそれはそれで問題です。
懸案の二遊間は藤岡が守りにも復帰しましたが緩い打球へのダッシュ、反転してのスローイングなど足首の不安を感じさせない動きをしていてあとは予後、三回の守りで小川と交代したのが二打席の予定だったのか別の理由があったのか、そこは定かではありません。
ショートの低レベルな争いはどうしてくれよう、茶谷も友杉も守りでの破綻はありませんがさすがに打てなさすぎて壮絶な譲り合いとなってしまっています。
それにしても打てなさすぎて涙も出ない、吉井監督は消極的だったと受けの姿勢を嘆いていましたがそういうことではないような、狙ったボールを打てているのかそもそも狙っているのか漠然と打席に立ってやいないか、そんなことすら思ってしまう体たらくでした。

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◆3月20日(水) 巨人−千葉ロッテ2回戦(巨人2勝、13時、東京ドーム、41,412人)
▽勝 菅野 3試合1勝
▽敗 メルセデス 4試合3敗
▽本塁打 坂本勇1号(メルセデス)

▽バッテリー
千葉ロッテ メルセデス、コルデロ、澤田、秋山、澤村—田村、柿沼
巨人 メンデス、菅野、中川—岸田、小林

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