競争原理

藤岡が好調です。
先月は月間3割を達成して今月も今日の猛打賞で10打数5安打、規定打席には遠く及びませんが率はキャリアハイで3割に乗るかもしれません。
しかし明日もスタメンかは分からない、友杉も.280ですしちょこちょこショートを守る茶谷も.274とチームで一番に充実しているポジションです。
これまで2割を切ってもレギュラー、故障離脱中の代わりが結果を残していても復帰すればレギュラー、そんな藤岡にとってはこれだけの成績なのにと不満が無いわけではないでしょうがこの競争が気持ちの緩みを防いで、そして夏バテによる失速を防いでいるのでしょう。
長打が多いわけではありませんが貴重な追加点となったツーランが今季1号はやや意外、それでも長打率もキャリアハイで理想的な形にもなっています。
以前ほどではないものの守りでやや綻びが見え始めていますが上手く走りきって欲しい、走り切らせて欲しい、そしてこの競争原理を聖域にも適用してください。

いらっしゃいスチュワート

6年契約の5年目でNPB初勝利、台頭の兆しを見せつつあるスチュワートはしかしロッテは不得手のようで、今日も4回3失点で土を付けました。
スコット・ボラスはこんなスチュワートでも来年オフにメジャーに売り込むのだろうか、来季に二桁に近い数字を残したらMLBとソフトバンクのどちらが金を出すかを天秤にかけて大型契約を求めそう、ロッテとすればNPBに残って欲しいと思ったりもして、いいお客さんです。
もっとも6安打5四球で3点しか取れないのが永久凍土打線で初回は一死満塁で犠牲フライの1点のみ、二回は岡がバント失敗で藤岡のツーベースを活かせず、四回は荻野がセーフティーをミスって藤岡に救われて、KOとまでは言えなかったのが不満と言えば不満です。
一転して八回は相手のミスに付け込んで、九回はヒット1本でとどめを刺して、この展開でリリーフを4人も使ってくれたのを明日のアドバンテージにしましょう。
復帰即スタメン荻野はさっそくヒットを打ちましたが4点リードの六回で交代、は無理をさせなかっただけだと思うことにします。

初鷹狩り

今季だけだと思っていたら通算でソフトバンクから初勝利、98試合で9試合目とその機会が少なめであるにしても時間がかかりました。
お立ち台の藤岡に「コントロールに苦しんでた場面があった」なんて言われちゃいましたが7回4安打での零封は2試合連続で17連続イニング無失点、梅雨時を中心に2ヶ月半ほど勝てなかった時期がありましたが打たれても不思議と黒星が付かずに8勝目は4つの貯金です。
ピンチが無かったわけではありませんが二回には自らの、四回には中村奨の好守で凌いで防御率も3点台前半と見られる数字になってきました。
ここ数年は各球場ともスピードガンが甘めに思えるのですが80球を超えても140キロ台後半は頼もしい、力でねじ伏せるタイプではありませんがストレートの走りがバロメータだけに自身二度目の二桁勝利で種市に負けじとチーム勝ち頭を狙いましょう、それだけの勢いがあります。
競っていればもしかしたら続投もあったかもしれない八回は横山、最後は鈴木と繋いで鈴木はなぁ、悪かったわけではありませんが失点してしまうのが信用しきれない理由となってまだ大事な場面で使うのは怖い、今季はこのままビハインドもしくは点差のある試合での経験値稼ぎがよさそうです。

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◆9月5日(火) ソフトバンク−千葉ロッテ20回戦(ロッテ12勝7敗1分、18時、PayPayドーム、36,046人)
▽勝 小島 20試合8勝4敗
▽敗 スチュワート 10試合3勝5敗
▽本塁打 藤岡1号(スチュワート)、山口13号(田浦)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、横山、鈴木—佐藤都
ソフトバンク スチュワート、田浦、津森、甲斐野、尾形—甲斐、嶺井

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