涌井さん、からの脱却

どうしてこうロッテファンの悪い予感は当たってしまうのか、前日の15安打13得点から一転して4安打1得点と沈黙の打線でした。
試合としてもあまりに淡泊でお寒い内容にこれと言って書くことも無いぐらいで、ため息すら出てきません。
涌井、酒居、鈴木大にまたしてもやられて悔しくないのか、どこまで仲間意識を引きずるつもりなのか、餞別はもう充分すぎるはずです。
相手がこちらの手の内を知っているならこちらも相手の手の内は分かっているはず、自ら望んでチームを去ったわけではないので選手たちの心情も分からなくもないですがその枷を外さなければプロとしては失格、いつまでも涌井さん、酒居さん、鈴木大さんではなく、涌井、酒居、鈴木大と対さなければダメです。
この手の神通力はせいぜい一年が精一杯ですがこのままだと永遠に続いてしまいそうで、石井GMの薄ら笑いを脳裏に浮かべてぶん殴る気概を見せてください。

涌井に遊ばれた

涌井が上手かったと言ってしまえばそれまでですが、いいように遊ばれてしまいました。
膝元に落とされたかと思えば外に逃げていくボールを追いかける、リードする太田もあまりにお手軽で笑いが止まらなかったでしょう。
球数が多いのが常の涌井にして7回112球で8奪三振、初回に味方が点を取ってくれた直後の失点にらしさが垣間見えただけでほぼ完璧なピッチングでした。
涌井がロッテに残っていてもこれだけのピッチングはできなかったでしょうし若手の台頭の中で名前が重すぎて邪魔になったであろうことは想像に難くありませんので放出自体を否定はしませんが、これだけ痛い恩返し、ではない意趣返しをやられてしまえば同一リーグへの金銭トレードの愚行が悔やまれます。
巨人やDeNAあたりであれば喜びころこんで受け入れてくれたでしょうし、せめて将来性が見込める若手の一人でももらえていれば長い目で見ればと言い訳もできますが、それだけ魅力的な金銭を提示されたにせよあまりに近視眼的だったなと思わざるをえません。
それでも美馬が機能をしていればまだしも涌井に劣る数字ではお話にならず、重い十字架でしょうがここからの美馬の反攻をただ待つばかりです。

試合前に本気で投げ込め

先日に「自分のとこを相手に試合前に20球ぐらい本気で投げ込め」と提案しましたが、またしても小島が初回の失点です。
トータルでは6回3失点はQSですので先発としての仕事をしたことにはなりますが、あまりに点の取られ方が悪いことの繰り返しに呆れてしまいます。
もちろん打たれたくて打たれているわけではないでしょうが上手く打たれたわけではなく、浅村へのそれは明らかな失投のホームランボールでした。
自らの制球力がアバウトとの自覚があればコーナーを狙って結果それが緩むことにはならないような、まずそのあたりからの意識改革が必要でしょう。
一発以外はそこそこ思うようなピッチングができていただけに立ち上がりのそれがもったいなさ過ぎで、そんなところで石川を真似ないでもらいたいです。
懸案の中継ぎ陣はさすがに放置とはいかず、東條、山本、石崎が抹消となり唐川、南、永野が昇格しました。
凱旋登板が目的であったにしてもその後もそれなりに投げていただけに山本の抹消は惜しい気もしますが、この経験を活かして二軍でまた鍛えてください。
一方で暫く行方をくらましていて2試合2回しか投げていない唐川の引っ張り上げはかなり意外でしたが先発として調整をしていたことでのロングリリーフ要員なのでしょう、最終回に投げるかと思っていましたが投げなかったのもそれが理由ではないかと思います。
涌井がそうだったように地元出身なだけではもう生き残れない環境にありますので与えられた場所で結果を残さなければ唐川も後が無いのは分かっているはず、四の五の贅沢を言える立場ではありませんので敗戦処理も含めて答えを出せるよう頑張ってください。
今季初登板の南は福田秀のあれな追い方はあったにせよ持ち味の重さのあるストレートが見られなかったことでの失点にガッカリ、同じく永野はあれだけ抜けてしまえば四球連発も当然ですがそれよりもスピードが永野らしくなかったのがロッテな矯正に走ってやいないかと心配になります。
次の名前は挙がってきませんがこのカードでもう少しでも光るものを見せられなければ、両投手ともに短い一軍で終わりそうな今日の初見でした。

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◆7月29日(水) 千葉ロッテ−楽天8回戦(楽天6勝2敗、18時、ZOZOマリン、4,098人)
▽勝 涌井 6試合5勝
▽敗 小島 6試合2勝3敗
▽本塁打 浅村12号(小島)、マーティン6号(涌井)、ロメロ9号(小島)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、南、永野、小野—柿沼、佐藤
楽天 涌井、酒居、ブセニッツ—太田

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