アーチ乱舞

心配をした雨は見事に予報がハズレて、しかし荻野と福田秀は前日に続いて姿を見せませんでした。
代わりにDJチャス。が「うるさい」と文句を言った軍用機らしいものが何機も何機も、鎌ケ谷スタジアムは10度目ぐらいですが初めての経験です。
そんな試合は前日とは打って変わって初回からノーガードの殴り合いは藤原の先頭打者弾、決勝弾の二発で勝利しました。
山口もハンカチからではありますが豪快な一発を叩き込み、安田と和田にこの二人を加えたU-23が一軍の主力となる日が楽しみでなりません。
もっともかつて立川、サブロー、大塚の外野陣に夢を馳せながらも主力になれたのはサブローのみ、今回は揃い踏みができるよう頑張ってください。
ちなみにトップの写真はかなり粗いですが100メートル以上も離れてのものですのでご容赦のほどを、コンデジによるものですから悪くはないと思います。

かつて、を経験に

前日の北浦に続いて今日も吉川と左腕攻めは浜屋、内海とくる一軍だけではないようで、完全に弱みを見透かされています。
しかもその吉川は2イニングでお役御免となりハンカチ、宮台、浦野などブルペンデーでころころと、上も下も同じなのはロッテだけではありません。
それはそれとして前日は秋吉も投げましたし右左に関係なく力は落ちていてもかつて、ではありますが一軍で実績のある名前に対するのは選手にとっていい経験でしょう、藤原は吉川からセンターバックスクリーンに二発目も左腕からレフトスタンドへ、山口もセンターにと頼もしい若武者ぶりです。
しかし一番に目立ったのは西巻で、打ち取られた打球も含めて全てに芯に捉えていましたので調子が上がっているのでしょう、小柄ですから山口のように仰け反るようなオーバーアクションにはなりませんがそれでも負けないぐらいに迷い無くバットを振り抜いていて、それでいて体ごとボールにぶつかりにいくようなしぶとさでファールで粘れば相手バッテリーにはイヤな存在なはず、こちらも楽しみなU-23の一人です。
走者と重なりかつイレギュラーバウンドした打球を機敏に処理する連日の好守もあり、しかし肩力にやや難があるのでやはりセカンドでいきましょう。
それにしても野手の層が薄い、荻野と福田秀にレアードの故障で使いもしない茶谷や三木が招集をされて香月の移籍もあったにせよ、この試合での控えは宗接、植田、高濱、三家の4人だけですから競い合いもへったくれもなく連日のほぼ9人野球も仕方なし、外国人選手の育成枠も含めた大量補強が急がれます。

森はちとヤバいかも

先発の森は5回途中で7安打4失点、昨季の推しメンでしたが思ったように伸びが感じられずいったん契約の切れる今オフはヤバいかもしれません。
石垣島でのブルペンではもう少しスピードがあったように思うのですが140キロが精一杯で低めに決まったときの威力はその数値以上にありましたがそれも数えるほどで、スライダーやチェンジアップも思うようにコントロールできずに歩かせはしませんでしたがこの試合を見る限りでは支配下選手登録は遠そうです。
それ以上に不安なのは大谷でやはり140キロ台半ばには遠く届かず、培った投球術で数字は残していますがキモとなるストレートに力が足りていないために誘い球を簡単に見逃されてしまうようでは一軍は厳しいでしょう、ここまでお呼びがかからない理由も分かるピッチングでした。
連投のアコスタは前日とは違って抜けまくり日本ハムベンチからの野次がきついぐらいに、魅力はあれどすぐどうこうというレベルでは無いことでの三年計画が妥当であることを再認識し、しかし慣れない異国で精神的疲労は強いはずですので本人の我慢がそこまで持つかどうかが鍵になるかもしれません。
ちなみにスタンドからの大声は禁止となっていますがベンチからのそれは許されているようでもやもやと、グラウンドにはその声だけが響き渡っていました。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 1 2 0 1 0 0 0 0 5 9 0
日本ハム 1 2 0 1 0 0 0 0 0 4 8 1

◆9月16日(水) 日本ハム−千葉ロッテ11回戦(ロッテ7勝4敗、13時、鎌ケ谷、555人)
▽勝 フローレス 12試合2勝1敗
▽S アコスタ 21試合6S
▽敗 高山 15試合1敗
▽本塁打 藤原6号(吉川)、7号(高山)、谷内2号(森)、山口5号(斎藤)、郡4号(森)

▽バッテリー
千葉ロッテ 森、成田、大谷、フローレス、アコスタ—吉田
日本ハム 吉川、斎藤、宮台、高山、鈴木遼、浦野、長谷川—梅林

© 2007 オリオン村