総力戦も自力V消滅

負けてのそれでなかったのがせめてもの抵抗か、オリックスにマジック24が点灯しました。
つまりはロッテの自力Vが消滅したことにもなり、ゲーム差が二桁に広がりそうな状況からして遅かれ早かれではあっても哀しい現実です。
今日も相手を上回るヒット、チャンスがありながら上手くかわされたと言いますか攻めきれず、らしい試合ではありました。

チャレンジ失敗

二回の一死満塁では業師田村がお得意の右打ちを見せてくれるかと期待しましたが球威に押されて最後は抜かれての併殺打、十回は中村奨のヒットに友杉がホームを狙いますが敢えなく憤死、他にもチャンスはありましたが強く悔やまれるのはこの二つのシーンでしょう。
二回のそれは力量差と言われればそれまででしかし十回は判断ミスか、あのタイミングでは返球が逸れない限りはセーフは見込めずそれに賭けたチャレンジは試合展開、そして両チームの現在位置を考えれば当たり前ではなくアグレッシブにいかなければならないとの考えも分かります。
それでも止めていれば外野フライでもいい一死満塁に今度はアゲアゲのポランコだったわけで、大塚コーチがそれも分かっていた上で腕を回したのかあのプレーに限った視野でいけると見たのか、そこはチームとしてベンチとしてお復習いをしなければならないポイントです。
打線はようやくブロッソーを外してサード安田が攻守ともに生気を取り戻した動きだったのが収穫で、もっともそのブロッソーにこの流れでも出番が無かったとなれば単なる安息日でしれっと明日に戻す懸念があったりもして、明日の布陣は今季の残り試合を占うとは言い過ぎではないかもしれません。
右腕に石川慎も変化の一つで結果は伴いませんでしたがもっとあってよいでしょう、珍しくも終盤の代打攻勢は先頭打者ではなく決めるピースとして角中を使ってくれるともっとよかったのですがそれはそれ、ただ二死になってから小川を守備固めで入れたのが詰める要員不足に繋がったようにも思えます。

完璧

そんな決めきれない打線の援護が無かったことでキャリアタイの9勝目に手が届きませんでしたが、西野はほぼ完璧なピッチングと言ってよいでしょう。
8回4安打零封はうち2本は内野安打でしたし先頭打者を出して得点圏に走者を背負いはしたものの、ストレートの走りがよくベース板もそこそこ広く使えて制球も整っていて、そして何よりフォークがストライクからボールの軌道かつバウンドすることなく操れていました。
すっかりとスライダー投手になってしまったと思っていましたし数としては今日もスライダーが多かったのかもしれませんが、ここぞは落差のあるフォークでまた宝刀に磨き上げられれば面白い、嗜好としてこれにカーブを増やしてくれるともう言うことはありません。
最後を締めた澤田はスリーボールからストレートのゴリ押しでこれが森あたりだとリスクがありますが廣岡であれば力の差を見せ付けて今後の対戦でのアドバンテージにもなり、そして京セラドーム大阪のオリックスファンに元気な姿を見せて一区切り、ここから本格的にロッテの澤田がひた走ります。

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◆8月26日(土) オリックス−千葉ロッテ17回戦(オリックス9勝6敗2分、14時、京セラドーム大阪、35,510人)

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、ペルドモ、益田、横山、澤田—田村、佐藤都
オリックス 山下、比嘉、阿部、宇田川、山崎颯、山岡、山田、吉田—森、若月

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