華々しくスタート

今季初の対外試合は完勝でした。
あれこれ気になる点はもちろんありますしマルチで今季チーム初打点の安田に「ああいうところが性格」と最終打席の空振り三振に苦言を呈した吉井監督ですが、それでも内野シャッフルを試せて若手投手陣が躍動して、白星スタートに気分が悪いわけがありません。
ここからほぼ連日の試合で糸満で実戦モードを志したとなればしっかりと結果を残したもらいたい、それは選手だけではなく当然にベンチもです。

猛打も点には繋がらず

注目の内野陣はサード中村奨、セカンド藤岡、ショート茶谷、そしてファーストには安田と予想どおりの布陣となりました。
映像を見ていないので仕方がないものだったのか凡ミスかは分かりませんが、ここまで順調に走ってきた茶谷がタコ&エラーでスタメンではただ一人だけ二打席で交代となったのが誤算と言えば誤算、その他の選手の守備機会がどうだったかが気にはなりますが映像もしくは現地観戦までは悶々としそうです。
中村奨が華々しくゲッツー連発で始まったのには笑ってしまいましたが、守備の負担を軽くして打撃に専念させるためのコンバートでそのしわ寄せが例えば安田に出ているだけにやってくれよと、頑張ってくれよと、悪いものがまず初めに出たとでも思うことにしましょう。
スタメンではその中村奨と茶谷のみがノーヒットでそれ以外は景気よく12安打は奇しくも昨年と同じでさらに9四死球もしかし5得点は四番が機能しなかったから、これはシーズン中も見せられそうで怖すぎる、先発転向の内と藤平を除けば一軍で相まみえる機会は少なそうな相手にこの詰めの甘さが不安でもあります。

零封リレー

投手陣は頑張ってほぼ満点です。
先発の中森はいきなり粘られて歩かせるも併殺で切り抜けて2回1安打零封、確かな一歩を踏み出しました。
今季こそ確変モードに入ってもらいたい中村稔も2回を1四球のみの零封で土肥が2安打を浴びましたが二保、横山はノーヒットに抑えて上々の出足です。
四番黒川はさておき小深田、村林、鈴木大、辰己とそれなりに主力が顔を揃えた楽天打線を相手に、うん、いい感じです。
土肥はどうなんだろう、肘を下げて球速が戻ったらしくルーキーイヤーの輝きを取り戻しつつあるのであれば期待をしたいのですが、枠は4つしかありません。
おそらく石川歩と河村が鉄板で吉田、二保、菅野とライバルが多い、さすがに今季も三桁のままで終われば来季は無いと思われるだけに今後に注目したいです。

高部は･･･

いきなり3安打猛打賞は足を活かした内野安打もあって、高部はバットで文句の付けようのないスタートです。
ただDHでの出場で守れないのか守らないのか、今日の外野陣は左から平沢、岡、藤原と無理に高部を突っ込むよりは打撃の機会を与えるという趣旨ではあれいつ守るのか守れるのか、荻野もいますし角中もいるし石川慎はまだ泳ぎ着いていないのか、内野に劣らず外野の争いも熾烈です。

明日への活力に！

◆2月13日（火）　楽天−千葉ロッテ1回戦（ロッテ1勝、13時、金武、不明）
▽勝　中村稔　1試合1勝
▽敗　内　1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ　中森、中村稔、二保、土肥、横山—田村、植田
楽天　内、藤平、弓削、櫻井、宮森、清宮—堀内、石原