まだほとんどが誕生日を迎えていませんが、両チームとも23歳シーズンの選手が良くも悪くも踊りました。
同点タイムリーの友杉はプロ初のマルチとなる3安打猛打賞にプロ初打点で盗塁も決めて、しかし九回のチャンスにはボール球に手を出して4本目を逃します。
藤原はチーム初ヒットに同点のホームを踏んで内野安打もあってのマルチでエラーも含めての3出塁も、やはり九回に決めきれません。
引っくり返した四回にたたみ掛けられなかった山口は、六回に貴重な追加点となる2点タイムリーで四番の面目を施します。
金村は三回まで僅か31球でのパーフェクトピッチでどうなることかと思いましたが、四回に藤原と友杉で追い付かれて連続暴投で勝ち越し点を奪われました。
プロ初ヒットとなる先制アーチを叩き込んだ奈良間でしたが、守りでは藤原の打球をお手玉して追加点のきっかけとなる痛恨です。
野村はヒットで追撃の口火を切りましたが万波は4タコで、そして最後の打者となったのは矢澤でした。
高卒5年目と大卒ルーキーがこれだけ顔を揃える試合もなかなか珍しいのではないかと、新陳代謝が進んでいると言えば前向きですし中堅ベテランが不甲斐ないと言えばそのとおりで微妙っちゃ微妙ですが、昨季に低迷したチームとしては正しい姿だと思って見守っていきましょう。
去年より早く勝てた
他意は無いでしょうが聞きようによっては打撃陣がうつむいてしまう、そんな27歳まであと2ヶ月半ちょっとの小島が今季初勝利です。
実況やら解説やらが絶賛するほどに内容が良かったとも思いませんが7回途中までを2安打1失点は堂々たるもので、適当にばらけて3四球ながらも球数は少なくテンポもまずまず、チーム打率が1割台を相手にしたというところを差し引いて考えるにしても白星に相応しいピッチングでした。
昨季までそれほど少なくもないが多くもなかった被弾がここまで3試合連続ってのが気にならないわけではありませんが、奈良間に持っていかれたのは中寄り高めに入ってしまった失投でしょうし不相応にコーナーを狙うよりはよし、ところで目玉だったはずのフォークってどうなったんだろう、スライダーとされた縦の変化がそうにしても握りがそうは見えず謎は謎のままに言わぬが花、そういうことにしておきます。
継投は小島が簡単に歩かせて茶谷が上手くバウンドを合わせて救った打球でダメと見たか、まだ84球でしたし前の回がピシャリだっただけに名残惜しくも思い切ってペルドモに、そのペルドモが不運なヒットでピンチを広げるも面倒くさい上川畑、代打今川を仕留めて澤村、益田のリレーです。
澤村は三者凡退でしたが益田は小島を心胆寒からしめる失点でここまでも不安定だっただけに次あたりは、そんなことを思ってしまう劇場ぶりでした。
キャプテン・・・
これで地元で3タテを食らわしたのに続いての4連勝ですが大半がバッテリーミスに助けられた、弱いチームの弱さをいたぶっただけだったりもします。
7安打ですが藤原と友杉で5本、かつ内野安打が3本で田村もコースヒットとなれば、状態としては前のカードから変わっていません。
30代まで1ヶ月の中村奨は身長を下回りポランコは1割を切りそうで我慢はどこまで、やはり0割台が目前の平沢に腕ぶす菅野が週末に合流となるかもしれません。
先日の小川の抹消はそんな状態でも「キャプテン聖域宣言」かと思いきやコロナ特例だったようで今日に戻ってきて濃厚接触者はもう調べていないはずで発熱に念のためだったのか、それでも右腕に藤岡ではなく友杉という冴えまくる吉井監督でもここに手を入れるハードルはきっと高いのでしょう。
真ん中が弱い中で山口が2割ちょっとでも貴重な追加点を叩き出して山本攻略も山口のヒットからでしたしそれが救いか、そろそろ一発が欲しくもあります。
新球場景気は?
初めてのエスコンは外野席の後方に外が見えたのはガラス張りなのか、デーゲームでどういった光り具合になるかに興味があります。
それはさておき発表とは違って半分も埋まってねーだろ、のガラガラのスタンドに新球場景気はどこにいったのか、まだ新駅ができずにアクセスが最悪らしくまた最下位が手伝っているにしても意外で、これなら一年目から遠征の対象にしてもチケットは余裕かもしれません。
さらに客足を悪くするべく一気にがぶり寄りといきたいですが伊藤に対する森は土曜日かと思っていましたが建前は西野、メルセデスの間隔を空けるため、本音は難敵に勝ち味が薄く森を当ててみた、それで勝てば連続スイープが見えてくるので満塁を続けて潰している場合ではなく打線の狂い咲きを待ちます。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 0 |
日本ハム | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 5 | 1 |
◆4月18日(火) 日本ハム−千葉ロッテ4回戦(ロッテ4勝、18時1分、エスコンフィールド、16,606人)
▽勝 小島 3試合1勝1敗
▽S 益田 6試合5S
▽敗 金村 3試合1勝1敗
▽本塁打 奈良間1号(小島)
▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、ペルドモ、澤村、益田—田村
日本ハム 金村、池田、宮西、井口—伏見、清水