2024年通信簿 92 国吉佑樹

92 国吉佑樹 投手 33歳 年俸5000万円

【2024年成績】 41試合 3勝1敗1S 防御率1.51 41回2/3 31被安打 2被本塁打 12与四球 3与死球 21奪三振 被打率.214

復活のクニ様です。
あのイップス疑惑のときには完全に壊れた、終わった感が漂ったピッチングを目の当たりにしていただけに、3年ぶりの躍進に思わず頬をつねってしまいます。
たまたまなのか明確な理由があったのか後者であって欲しいですが交流戦で始まって秋口まで続いた24試合連続無失点は球団記録で名を刻んで、若頭の澤田、西村や坂本を従えての9244会会長には来季も頑張ってもらいたい、外様リリーフ陣一年だけで消えてゆくジンクスを打ち破って次は二年連続の活躍といきましょう。

さりげなく

苦しんだ2年間も昨季は無失点、その前年も防御率1.80でロッテでは2点台にすらなったことが無い国吉です。
だからと言って抜群かと問われればそうでないのはそこは国与四、件の無失点中も三者凡退は半分以下の11試合でしかありませんでした。
それでも失点をしないさりげない粘りが身上で四球も国吉にしては少なめになって、自慢のストレートは140キロ台後半から150キロ台前半と充分に速いですが150キロ台後半も出ていた3年前に比べれば抑え気味に、出ないと言うよりはいい塩梅に力を抜いた安定感によるものとも思えます。
春先にカーブを投げるみたいなことを言っていたような気がしますが実際はほとんど投げておらず、カットボールにフォークが変化球の大半でした。

円熟

抑え気味のストレートは心境の変化もあったようです。
どこかで聞いたことがある「強引に三振を取りに行くというよりは、どんどん打たせてアウトを1個ずつとっていく方向で今はやっています」がよかったのか、同じ変化球でも強弱を付ける工夫などねじ伏せるより打ち損じを誘う組み立ては円熟への扉に手をかけたのでしょう。
それで三振も国吉にしては少なめになっても同じ1つのアウトであれば楽な方がいい、小宮山の究極の目標は27球での完全試合でした。
とは言え先駆者であった西村が今季に豪快に蹴躓いたことを考えれば来季の国吉がこの路線で突き進めるかは、そうあって欲しいですが春にならないと分からず「ピシャリといかないのがむしろ安定感」を維持できるか、そんな来季は国吉にとって節目となる大事なシーズンです。

目指せ複数年

【オリオン村査定】 5000万円 → 7500万円 (△25%)

国内FA権取得まであと42日、順調であればGW明けに翼が手に入ります。
よってBランクにするため8000万円超えを考えないでもなかったですが50試合に届いていないのもあり難しかった、それでも少し色を付けてみました。
球団の7000万円はいいとこかな、来オフに34歳は旅立つにハードルが高く目指すは二年契約か、そのためにも1点台の防御率は死守したいです。

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