2024年通信簿 63 和田康士朗

63 和田康士朗 外野手 25歳 年俸2500万円

【2024年成績】 88試合 60打数 12得点 9安打 打率.150 0二塁打 0三塁打 0本塁打 8打点 11盗塁 7四死球 13三振 得点圏打率.182

ようやく昨季に打者としての覚醒の兆しで一気に開花といきたかったですが、元の木阿弥となってしまった和田です。
ルーキーイヤーから和田の持ち味は足よりもマン振りのバッティングと推していてプロ初アーチに始まって一気に3発で今季はどこまで伸ばしてくれるかとの期待は裏切られてヒットは単打のみ、加えて1割以上も率を落としてしまえば打席を減らしたのも仕方ありません。
そうでなくても過剰になりつつある外野陣で走り屋に留まってしまえばそれは吉井政権、金子政権ではほぼ死を意味するだけに、隔年ジンクスを願うのみです。

足だけ、それも活かせず

ずっと不調だった左肘を手術して体調面での懸念は無くなって、しかし順調ではありませんでした。
練習試合では4割超と好調だったものが糸満を終えてチームが宮崎に移動するタイミングで二軍に合流は「和田は残しておくとまた代走とかで使いたくなっちゃうので。レギュラーを目指せる選手だと思っているので、2軍の試合のスタメンでしっかり出てほしい」とは吉井監督でそれが躓きの始まりです。
その後のオープン戦では体重にも満たない貧打となってそれでも開幕一軍は足が理由でしかなく、その足ですら盗塁死ゼロでも走らない、走らせない吉井監督、金子参謀ではそれが活きることもなく漫然とFA日数を稼ぐだけのシーズン、早ければ2026年に自由への翼を手にすることになります。
スタメンは数えるほどで4打席以上は6試合だけ、それも飛び飛びに、スタメンに4打席を任せる傾向が強い吉井監督には和田にこそ「任せたら4打席」を徹底して欲しかった、昨季の流れをフロックとしないために気を使う必要があったのですが、敵はベンチにある気がしてなりません。

脱福浦

もちろん和田自身にも問題はあって「僕自身ここまでわからなくなるとは思わなかった」と、袋小路に入ってしまったようです。
そもそも昨季の好調の理由とされたコンパクトなスイングは『“本塁打の憧れ”を捨て「ライナーを打ち続けたい」』とこれは本心なのか、プロ入りのときの「自分の持ち味はフルスイング」こそが和田の活きる道だと考えている自分としては歯がゆくてなりません。
猫背矯正はいいとしても逆方向など福浦ヘッドの手が入りすぎにも思えて、大きく育てるではなく小さく便利な選手にしようとしている感じがします。
あくまで外からの見解ですが脱福浦こそが和田のためになりそうな、断念した増量に再チャレンジは和田にも打たなければ何も始まらない思いがあるはずです。

オンリーワン目指して

【オリオン村査定】 2500万円 → 2250万円 (▼10%)

試合数は昨季と変わりませんが内容が劣悪になったことで、10%ダウンとしました。
球団の現状維持は通年一軍を評価したのだと思われ、その考えもありですが和田にはそれでよしと受け止めないで欲しいです。
そうやって便利屋として一軍を過ごした選手のほとんどがオンリーワンになれずに消えていって、そうならないためにもバットで目立つしかない、目標であるトリプルスリーを達成できたら、その言葉を思い出してバットも折れよと背中に叩きつけるスイングを取り戻してもらいたいです。

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