50 愛斗 外野手 27歳 年俸2900万円
【2024年成績】 52試合 69打数 4得点 13安打 打率.188 2二塁打 0三塁打 0本塁打 3打点 0盗塁 5四死球 14三振 得点圏打率.174
結果的には期待ハズレに終わりました。
昨季は200打席以上でその前の2年は300打席以上とほぼレギュラーに近かったのになぜ現役ドラフトにリストアップされたのかと驚きでしたが、ここぞの一発はありながらも低打率、早打ちで出塁率が上がらないことで底が知れた、見切られたとは西武ファンの見立てです。
こと打撃ではそのとおりになってしまって加えて分母が小さいってのがあるにしても長打が無いとなれば、一気に出場数を減らしたのは必然でしょう。
愛斗にとっては西武に残った方がよかったのかも、西武としても期待していたであろう蛭間、長谷川が伸び悩んでクリーンアップを任されることがあっても岸は.216、西川は.227でしかなく、コルデロもガルシアも1割台に低迷して鈴木、高木に至っては戦力外となって、共倒れでした。
しかし振り返っても仕方ないので愛斗はロッテで居場所を作るしか無い、ただ何となく、さすがに無いだろうとは思いつつもこちらとしては枠が足りない、西川を獲って守れる山本の台頭がある、あちらとしては恥を忍べば勝手知ったる古巣で状況によって金銭トレードでの復帰があるような気がしないでもないです。
守備要員
予兆はありました。
練習試合とオープン戦で20打席近くありながらも1本のヒットも打てず、それでいて開幕一軍にビックリしたのは自分だけではないでしょう。
おそらくはその時点でソトはまだ完調ではないとポランコを守らせる腹づもりだったことで、あるいは荻野も守りがしんどくなりつつあり角中はそうでなくても不安しかなく山口も然り、そんな理由で守備固めのニーズが打撃の不振を上回ったのだと思われます。
試合数に比して打席数が少ないのはそれが故で、そして守りではその目論見に応えてさすがの動きを見せてくれました。
ことさら肩が強いとか守備範囲が広いとか、そういうのよりも臨機応変さが際立っていて、状況に応じてクイックのようなスローイングをしてみたり昨季にしてやられたライトゴロを果敢に狙ったり、そういった攻撃的な守備は他の外野陣にも見習ってもらいたくあります。
早打ち愛斗
打撃では敵としていたときもその印象がありましたが、早射ちマックならぬ早打ち愛斗で相手バッテリーを助けた感が否めません。
それでも昨季に比べれば大幅に四球が増えて変化の過程であってくれよと、ただどうにも見るからにTPOをわきまえずただバットを振っているだけに思えて守りでのそれとは対極的に、一皮剥ければレギュラーも狙える資質はあると思うんだけどなぁ、もったいないです。
気になるのは石垣島でどうにも目についてこんな選手だっけとその出っ張った腹、それでいてあれだけ動けるわけで身体能力は高いのでしょう、そういう意味ではなかなか結果が伴わなかったものがじわじわとここまでなるとは思ってもいなかった岡が目指すところかもしれません。
その石垣島で同じ現役ドラフト組だからか同い年だからかつるんでいた大下といつも帰るのは最後だった練習熱心さに、どれだけいても最後の一人までサインをしてくれるファンサービスと応援したくなる選手で、だからこそせめて2割5分とまでは言わずも2割2分ぐらいは打って欲しいです。
ベンチの責任も重大で出塁率が低いのに核弾頭に起用したり二軍では中軸を任せて一度もバントをさせていないのに一軍でやらせて当たり前のように失敗したり、何を求めるのかどうしたいのかが適当なままであれば愛斗も彷徨ったままでしょう、そこは何とかしてもらいたくあります。
絞った?
【オリオン村査定】 2900万円 → 2610万円 (▼10%)
シーズンの半分程度は一軍にいましたが数字が伴わなかったのと元がそれなりなので、一割減としました。
球団も似たり寄ったりの300万円ダウンでそんな感じでしょう、これを取り返すには常時一軍ぐらいの必要があります。
このオフにさすがに絞ったのかなと思ったらこの角度だとそうでもないか、来春にどんなシルエットを見せてくれるかを楽しみに待ちます。