65 土居豪人 投手 23歳 年俸630万円
【2023年成績】 E 7試合 0勝0敗0S 防御率1.42 6回1/3 7被安打 0被本塁打 6与四球 0与死球 3奪三振
危惧していた背番号65の戦力外通告が2年続きました。
同期同い年の古谷の背番号を引き継いだのは69がイヤだったってのがあるのかもしれませんが残念、大して成績が変わらない古谷が育成枠選手として生き残っているのに対して土居にその打診も無く切られたのは、育成枠出身の佐藤奨と同じくドラフト8巡目の悲哀にも思えます。
吉井コーチに河村とともにツインタワーで引っ張り上げてもらって土居魔神と命名までされて、それでも吉井監督に見切られたのであれば仕方なくはあります。
有事是駄馬
昨オフの契約更改での会見では「フェニックスリーグでは、今年調子が良くなかった真っすぐが戻ってきたので良い方向。カットボールにも手応えはある」と自信を口にしていて期待をしたのですが、石垣島の第二クールでリハビリ組に入ったのが躓きの始まりでした。
例によって情報開示されずどこを痛めたのかは分かりませんがオープン戦はおろか練習試合にすら投げられる状態ではなく、消息不明がずっと続きます。
8月上旬の二軍戦でやっと姿を見せてしかしリリーフながらも間隔を空けて、まだ万全とは言えなかったのかもしれません。
終わってみれば1点台の防御率ですが被安打と与四球の数を見ればよく1失点で済んだなと、今季は投げるところを見られませんでしたが内容が伴っていなかったと思われそれも肩を叩かれた理由でしょう、どれだけ才能を秘めていても発揮する機会が無ければポテンシャルも持ち腐れで、それが理不尽にチャンスをもらえなかったとなれば恨めしくもなりますが体調面での問題であればそれは土居自身にはね返ってきます。
育成枠も成らず
佐藤奨もそうですが古谷のように育成枠での再契約とならなかったのがもったいなく思えます。
やたら頭数を抱えても意味が無いと言ってしまえばそうなのですが、ほんの2年前にはプロスペクトの一人でした。
戦力外通告が支配下選手登録枠との兼ね合いがあって高卒5年目は見極めのタイミングではあるにしても、そのまま放り出しは意外でもあります。
トライアウトに参加して声がかからなかったことでそれが球界の評価と言ってしまえばそれまでですが、あるいは肩肘で騙し騙しの状態を球団が危惧したという事情でもあるのか、もしそうであれば時間がかかるだけにその判断も分からないでもありません。
進路不明
【オリオン村査定】 630万円 → 550万円 (▼13%) ※10/3に戦力外通告
支配下選手登録枠を考えなければ10%強のダウン査定としました。
進路は不明で引退するのか独立リーグなり社会人なりで野球を続けることを模索しているのか、それとも手術の計画を立てているのか、分かりません。
どうあれ悔いの無い選択をしてくれよと、もやもやしたものはあるでしょうが思い切った決断も求められる23歳の冬です。