2023年通信簿 129 勝又琉偉

129 勝又琉偉 内野手 19歳 年俸230万円

【2023年成績】 E 109試合 347打数 20得点 69安打 打率.199 16二塁打 1三塁打 0本塁打 29打点 6盗塁 11四死球 100三振

よく頑張りました。
2割には届きませんでしたし数字を見れば物足りなさが爆発ですが、育成枠の高卒ルーキーとすれば上出来でしょう。
リーグのブービーメーカーとなってしまいましたが規定打席に到達したのはチームでただ一人、つまりはただ一人だけのレギュラーです。
もしかしたら育成枠選手の規定打席到達は球団初かもしれず、順調に伸び育って欲しい、伸ばし育てられないベンチでないことを願います。

ほぼ皆勤

ここまで出場できたのはそのベンチの明確な意図もあって、金田らとともに楽天猿との初戦にデビューしました。
しかしその後に金田や黒川がちょこちょこと所在不明になったのに対して勝又はほぼ皆勤、それだけでも凄いことだと、素晴らしいの一語に尽きます。
190センチ近い長身ながら80キロに届かないヒョロヒョロはどこか和田にも似ていて、タイトルホルダーの和田に続いてもらいたくもあります。
しかしそんな体付きでもこれといった故障もなくやれたのは体幹がしっかりとしているのか、それに肉が付いてくれば鬼に金棒でしょう。
本人はさすがに「あと10キロは増やしたい」ときっとシーズン中は体重が減ったはず、体質もありますがもりもりと食べて大きくなってください。

積極的に

バッティングは100三振が物語るようにストレートに差し込まれて変化球に翻弄されて、まだ二軍のレベルにも至っていません。
それでも振りにいく姿勢が見えるのはよい、その裏返しでたった4四球でしかありませんが7死球は常にボールに向かいにいっている証左だと思います。
遠心力と言いますかややドアスイング的なのが気にならないわけではありませんが、まずはやりたいようにやらせたのでしょう。
そこからどう変えていくか適応していくか、そこが勝又にとって次の扉を開くための鍵となります。
守りでは金田ほどではありませんが16失策は多い、あちこち守らされたってのはあるでしょうし適性を見ているのもあるでしょう、これら攻守の数字的には渡辺正のルーキーイヤーに似ているかも、肩はそれなりにありそうですがゴロに対して大きな体を使いこなせていない感はあります。

ルイ!ルイ!

【オリオン村査定】 230万円 → 240万円 (△4%)

数字はしょぼいですが規定打席に到達したため、気持ち的なアップ査定としました。
しかし球団はとにかく二軍の成績は数字では評価せず現状維持、いつものことですが数十万を惜しんで失うものが大きいように思えてしまいます。
さておき古い人にしか分からないでしょうがロッテの太川陽介としてZOZOマリンで輝いて欲しい、お立ち台で「ルイ!ルイ!」と言わされる日を待ちます。

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