2023年通信簿 125 永島田輝斗

125 永島田輝斗 投手 20歳 年俸230万円

【2023年成績】 E 9試合 0勝0敗0S 防御率6.43 7回 7被安打 1被本塁打 16与四球 0与死球 2奪三振

あまり変化が見られない二年目でした。
鎌ケ谷で春先に二度ほどピッチングを見て以降に変化があったのかもしれませんが、しかしトータルの数字を見ればそれも怪しげです。
投手経験が浅く永島田を育ててこその育成とは思いつつもアコスタもフェリスも中途で放り投げたロッテだけに、道は険しいと思わざるをえません。

半端ない四球王

昨季の分母が小さいにしても異常な与四球に比べればマシにはなりましたが、投球回の倍以上ではどうにもなりません。
試合数に比してその投球回が少ないのは制球を乱してイニング途中での交代があったのでしょう、つまりはお手上げということです。
ようやくナマ永島田を見ることができてフォームは野手投げという感じでもなく、高校のときの映像を見ると別人のようでかなりいじられたっぽい、よってまだ馴染んでいないことによるものかもしれませんがいつまでもそんなことは言ってもいられません。
とにかくボールがばらける、ピッチング練習でもそうですから極まっています。
投げ急いでいるわけでもないでしょうが球持ちが悪くて右方向にすっぽ抜けを量産していて、リリースポイントが一定しない、そこに尽きます。
時折に決まるストレートは伸びもキレも感じられて魅力はあるのですが、これでは宝の持ち腐れでしょう。
教育リーグでは6連続四球でKOされるなどメンタル面の心配もあって、四球を怖がって結局は歩かせる、の繰り返しになってしまいそうです。

三振を奪えない

その経歴から長い目で見てあげたくも、来季もこの傾向のままであればさすがに厳しいです。
これが本格派にありがちな乱れであればまだしも、一方で奪三振が数えるほどでそれもゾーンに入ってこなければ戦いの舞台に立てるわけもありません。
打者と勝負をする以前に自らとの勝負に負けてしまっている、一言で言えばそんなところでしょう。
せめて与四球は投球回を超えない程度、これでもかなり甘めですが、それに加えて同じぐらいの奪三振が4年目を迎えるための数字的なノルマと考えます。

野球漬けで

【オリオン村査定】 230万円 → 230万円 (±0%)

来季でいったんの目処となる三年が終わります。
そのハードルの高さはチームメイトを見れば分かっているはずで、どうやらロッテでは育成枠だから枠の心配が要らないは通用しません。
キラリと光るものがあるだけに生き残って欲しい、勝負の一年を野球漬けで乗り越えてください。

2022年通信簿

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