2023年通信簿 123 速水将大

123 速水将大 内野手 23歳 年俸300万円

【2023年成績】 E 75試合 163打数 8得点 32安打 打率.196 4二塁打 0三塁打 0本塁打 9打点 1盗塁 9四死球 32三振

育成枠契約の2年目、ほぼ自動的であろう3年目を迎えられませんでした。
申し訳ないながらもどういう意図で獲ったのかが分からなかった指名で、高校生であれば伸びしろへの期待があり年齢的には高卒社会人みたいな速水には早めの結果が求められて、そもそもタイプ的に一軍を意識できるものでは無かった、最初からボタンの掛け違えがあったように思えてなりません。
富山との関係性で仕方なくとまでは言わずも、永森スカウトの勇み足であれば大谷、高野への不安が募ります。

特徴が無い

その永森スカウトがドラフトのときに残したコメントは「守備走塁が最大の武器。小技が巧い内野手。打撃面でもコンタクト能力が高く、パワーがついてきたら面白い選手。まずは守備面で頭角を現して欲しい」でしたが、ほぼどれもプロの世界では二軍でも物足りないままでした。
今季はセカンドを中心に内野の全てのポジションを守って外野まで守って、しかし鎌ケ谷で見た限りでは上手い印象はありません。
ガツガツした感じがあって好ましくはあれど足が付いてこないと言いますかそれほど守備範囲が広いわけでもなく見るべき肩も無く、まあ普通、ガツガツがバタバタになってボールが手に付かないなんてのがむしろ記憶に残っていたりもします。
数字としての脚力はあるようですがそれが盗塁に結び付かず昨季はゼロで今季は出場数を増やしながらも企画は僅かに2回だけ、武器になりませんでした。
バッティングでも2割に届かずこれでは可哀想ではありますが3年目が無かったのも妥当と言えば妥当、勝又ら若い内野手が増えた事情もあります。
特徴を出せなかったのか無かったのか、二桁の背番号を勝ち取って一軍でプレーをするには足りないものが多すぎました。

はまらなかった

そのプレースタイルについては昨年も書きましたが小柄な選手のステレオタイプなものにもなれず、粘りがあるわけでもなくよって出塁率も低く、便利屋としてのチーム事情で出場機会を増やしたのだと思われますが内容は昨季の延長線上でしかなかったように思えます。
成功率が低くともガンガン盗塁を試みるなどすればまた違ったかもしれませんが勝手に走るわけにもいきませんし、あまり盗塁に積極的でもなさそうな吉井監督の流れを汲んでのサブロー二軍監督が指示を出さなかったのであれば速水にとって不幸ではありました。
ドラフトのときからあらゆる意味ではまらなかった、哀しいかなその一言に尽きます。

めげるな!

【オリオン村査定】 300万円 → 300万円 (±0%) ※10/3に戦力外通告

それでも3年は見るかと考えていて現状維持と査定しました。
逆に言えば頭数を気にしないでいいのに肩を叩いたのには相応な理由があったのでしょう、同じく便利屋的に使われた谷川も肩を叩かれてそれがチームとしてそれではいけないと方針転換の犠牲者であれば気の毒ですが、速水にはめげずに前向きに第二の人生を切り開いてもらいたいです。

2022年通信簿

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

© 2007 オリオン村