2023年通信簿 00 池田来翔

00 池田来翔 内野手 24歳 年俸1200万円

【2023年成績】 40試合 104打数 17得点 28安打 打率.269 6二塁打 1三塁打 2本塁打 8打点 0盗塁 9四死球 17三振 得点圏打.211

この太首を全国区にする絶好のチャンスを逃してしまった池田です。
しかし池田が悪いのではなくベンチが悪い、これが強打線なら仕方がないケースもありますが永久凍土打線でこの成績で使われないのが理解できません。
これも聖域の弊害でしょう、昨オフの契約更改で遠慮がちながらも「奨吾さんに勝ちたい気持ちもある」と口にしたのがいけなかったのか、来季の内野陣シャッフル構想にも名前を挙げてもらえず、イースタンの優秀選手賞に選ばれながらもこと守備位置ではいばらの道が続きます。

絶好調からの暗転

出足は快調でした。
練習試合の2試合目にすくったようなスイングで一発をかましてオープン戦でも.286と結果を残して、それでも開幕二軍でいばらのトゲが突き刺さります。
歯を食いしばって.330を手土産にGWにやっと昇格すると即スタメン起用でマルチ、翌日には念願のプロ初アーチ、初打点、初猛打賞です。
その後も打ちまくって3割台をキープして、それが暗転したのは交流戦初戦でした。
この試合でもマルチだったところに鈴木ことK-鈴木に当てられて右手第4指末節骨折、次のイニングには山口が高梨にぶつけられて酷い話です。
利き手だけに治療優先かと思いきや吉井監督らしからぬだましだましの起用はしばらくはヒットが続くも徐々に湿り始めてスタメンを外れることも増えて、そして一ヶ月半も引っ張った挙げ句に抹消すると次の一軍は最終盤の9月末まで待たねばなりませんでした。
バッティングとしては昨季に比べてややスタンスを狭めたように思えてそれが理由かは分かりませんがバットがスムーズに出るようになった印象が、盗塁できるほどの脚力ではありませんがそこそこ走れますし、二軍に置いておくにはもったいなさすぎます。

守備を鍛えろ

ただセカンドとしての守りには課題があって、金田がショートとサードで異次元の25失策だったため目立ちはしませんでしたが池田のエラーも多かったです。
右左のバランスを考えればセカンドで藤岡と競わせるのがよさげですがそこをどう考えるか、さらなる打撃向上はもちろんですが見られる守備力にするのが池田には近道にもなりそうで、それはオーストラリアに派遣されるなどプロスペクトと目されているうちにこそです。
このオフも「セカンドを守りたいですけど、やっぱりチーム状況もある。与えられた場所で結果を出して、そこをこなすのが一番いいなと思っているので、全部どこでもできる準備はしっかりして試合に出たい」とセカンドへのこだわりを見せつつ現実的な解をどこまで模索できるか、平沢の二の舞は避けねばなりません。

藤岡と半々で

【オリオン村査定】 1200万円 → 1800万円 (△50%)

球団査定は一軍最低保証の1600万円でしたが、普通に使えばもっと数字を上乗せできたであろうとその分をオンしました。
数字が伴わないならまだしも現場の都合などでこうなったのですから、そこは球団が配慮すべきでしょう。
来季はまずどこを守るかにもよりますが最低でも200打席といきたい、セカンドで藤岡と半々ぐらいとなれば池田にとって大きな前進となります。

2022年通信簿

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