55 アデイニー・エチェバリア 内野手 32歳 年俸1億円
【2021年成績】 79試合 207打数 16得点 42安打 打率.203 11二塁打 0三塁打 4本塁打 24打点 0盗塁 6四死球 40三振 得点圏打率.255
マーティンとマイアミの自宅が近所、とは日本のスケールで考える向こう三軒両隣的な距離感ではないのでしょうが、ともにキューバから亡命していますし「コンパクトに逆方向を意識して」などバッティングのアドバイスを受けているようですから、さりげなくマーティン残留へのキーマンかもしれません。
時間がかかっていて心配でしたが来季の契約が合意したのは喜ばしいですし三年目もあってくれよと、そのためには打撃向上がカギとなります。
守りは日本人では真似ができないド派手なプレーを魅せてくれますがさすがにバットで2割ちょいではきつい、打線が好調であれば守りで貢献の大義名分が成り立ちますが貧打線となればその余裕は無く、来季もこのぐらいの数字であれば岡田のように出番を失うことになりそうな気がします。
キャラ的にもくるくるパフォーマンスで盛り上げるなどいいものを持っていますから、ベンチではなくグラウンドを主戦場としてもらいたいです。
ツバ吐きは止めてね
その守りは身体能力を活かした跳躍と反射神経が素晴らしく、CSでの座りながらのスローイングにも驚かされました。
肩は緩急と言いますか余裕のあるタイミングでは山なりで常にビシッという感じではなく、一時期に離脱の原因となった右肩痛がまだ完全に癒えずに無理をしていないのかそういうスタイルなのか、深いところからそれなりの強肩はありますが鬼肩という感じでもありません。
それでもショートとしての守備範囲はきっちりこなしてしょぼいエラーがあるためUZRとしてどうかは分かりませんが、ずっと藤岡のそれを見ていただけにもう別世界で、源田がいなければゴールデングラブ賞であっても異論はそう多くはないでしょう。
ただどうにも正面のゴロがヒヤヒヤもので、高くバウンドするような打球はそうでもないですがそれより低いと腰を引いたような捕球で足が揃ってミスることがままあり、あれは何なんだろう、正面のゴロには反復横跳びで飛びつくように捕った方がいいのではと思ったりもします。
打撃はとにかく早打ち、はメジャーでの数字を見れば予想はしていて、それでも初めのうちはボールを見ようとする姿勢がありましたが気が付けばどんどんと積極的に振りにいって、見ていて小気味よさはありますが、それでは打率だけではなく出塁率も上がりません。
右左、あるいは苦手な変化球があるわけでもなさそうですし外のボールを追いかけるようなこともなく、このあたりはNPBの配球への慣れの問題もありそうな、捉えたときの飛距離はマーティンやレアードに匹敵しますし、右の藤岡みたいにバネ仕掛けのようなスイングが自分的にはあまり好きではありませんがその打球速度はさすがにカリビアン、そして不発に終わることもあり一歩目の遅れが困りものですが華麗なるバット投げは興行的に映えます。
せめて2割3分、できれば2割5分で二桁アーチとなればショートは安泰ですので頑張って欲しい、復帰を狙う藤岡とバチバチ戦ってください。
【オリオン村査定】 1億円 → 1億円 (±0%)