42 ロベルト・オスナ 投手 27歳 年俸70万ドル
【2022年成績】 29試合 4勝1敗10S 防御率0.91 29回2/3 15被安打 1被本塁打 3与四球 1与死球 32奪三振 被打率.147
ウインターミーティングも終わりましたし、おそらく週明けに正式な発表となるのでしょう。
防御率0点台と非の打ちどころが無い守護神が同一リーグ、タンパリングを隠しもしないソフトバンクに流出です。
もっとも6億円以上とも報じられていますからそうでなくてもロッテとは縁が無かったと思うしかなく、NPBではソフトバンク以外はどこも手が出せなかったでしょうしメジャーはDVへの風当たりが相当に強いのか噂にすらならずそうなれば必然の結果ではありますので諦めるしかありません。
来季はいきなり開幕カードでぶつかって手も無く捻られるのか、WBCにメキシコ代表として出場するようなので調整が遅れてそこにいないといいなと思いつつもどうせいつかは対戦するとなれば最初が肝心と死ぬ気でやってもらわねば、試合前にヘラヘラと談笑する姿だけは見せないでください。
史上最強の守護神に
ピッチングとしてはほぼ完璧でした。
精緻と言うわけではなく構えたところにボールがいかないケースもままありましたがしかし簡単には歩かせない、メジャー時代も与四球が少なかったですがその額面どおりにストライクゾーンに適応して実戦的なコントロールを披露したのはさすがに元セーブ王です。
ストレートが半分ぐらいにスライダー、カットボール、チェンジアップといずれも武器になって1割台の被打率は立派すぎでそれでも防御率に比して高いようにも思えますがそれも無駄な四球を出さなかったからでしょうし、長打を浴びたのが僅かに2本もその理由です。
そもそもバットに当たらずイニング数よりも多い奪三振に当たっても球威に押し込まれて飛ばない、打者としては手も足も出なかったのが偽らざる本音でしょう。
サファテも凄かったですがたまに、ほんのたまにですが制球から崩れることがありましたがオスナにはそれが無いのでこのままNPBで投げ続ければまだ20代ですし史上最強の守護神として君臨するのも充分にありそうで、それが味方ではなく敵として対さなければならないのが厳しすぎます。
仕方ない
もっともロッテは出して300万ドルでしょうし頑張って350万ドル、それを超えるような金額では自分的にもペイするとは思えないだけにメジャーであれば当然に、ソフトバンクが乗り出してくればどうにもならないとの覚悟はありましたので必然ではありました。
単年契約とも伝えられていますからまだ本人はメジャーの可能性を捨てていないのか、来オフもダメであれば再来年は実質30代に突入することでサファテを超える大型契約でそのままNPBで投げ続けることになりそうな、あるいはそれでもオプトアウト条項を盛り込んで夢に賭けるのかもしれません。
どうあれロッテとしては頼もしい助っ人でしたが2年連続2位のシーズンから外れるタイミングの悪さで5位に低迷したときに咲いた虚しさよ、結果的にNPBでの実績を積ませて敵に塩を送ることになったのが腹立たしくはあれ選手が高待遇を求めるのは当然の権利だと自分に言い聞かせる向こう数年間になりそうです。
【オリオン村査定】 70万ドル → 350万ドル (△400%)