2022年通信簿 14 小島和哉

14 小島和哉 投手 26歳 年俸6200万円

【2022年成績】 24試合 3勝11敗0S 防御率3.14 143回1/3 140被安打 10被本塁打 43与四球 4与死球 89奪三振 被打率.260

規定投球回到達はチームで唯一で自身は二年連続、左のエースとしてローテーションを守った小島です。
しかし田中将にリーグ最多敗戦こそ譲りましたが大きく負け越して、本人もそうでしょうがファンとしても満足のいくシーズンではありませんでした。
とは言え箸にも棒にもかからなかったわけではなく二年目のジンクスに抗った結果ではあり、一人前まであともう少しです。
こと勝敗だけを見れば背番号変更の呪いですがその背番号の14勝、そして160イニングと今春に掲げた目標の1年遅れの達成を来季のノルマに頑張りましょう。

不運ではあった

投高打低ではあれ防御率は3点台ちょっとと改善しましたし被弾も減って、これで3勝しかできなかった最大の原因は永久凍土打線です。
特に出足が悪く3月、4月は防御率が2.77に対して援護率が2.08、5月は2.84に対して1.08となれば3月、4月は2失点、5月は1失点でも勝てないのですから小島としてはどうしようもなかったでしょう、これは小島に限らず先発陣の多くが被ったのですが見ていて不憫でしかありませんでした。
やたら球数が多いとかテンポが悪いということもなく、打てないチームで投げる悲哀でしょう。
しかし6月は防御率が0.57に対して被打率が2.37ですので待望の今季初勝利の1勝だけだったのが本質の一つでもあり、つまりは勝負弱さです。
打線の援護が無いことで焦りもあったと思いますし守ろうとの意識が強くなりすぎてそれが悪く作用したのかもしれませんが味方がやっと点を取ってくれた直後の失点で乗り切れなかったり競った終盤で堪えきれなかったり、総数は減ったものの試合が決まる痛い被弾も目立ちました。
昨季に大きく躍進したストレートの被打率も今季は3割を超えてしまい、リーグトップの被打率の低さからの転落は二木の二の舞でもあります。

ケセラセラ

それでも被打率が悪化しながらも防御率はよくなったのですから、のべつ幕なし勝負弱かったわけではありません。
もちろん反省は必要ですが巡り合わせと割り切る、その巡り合わせが来季もありそうなのであれですがあまり思い詰めないのがよいです。
ストレートの数字は安定してきましたしチェンジアップ、カーブとタイミングを外すピッチングも型ができつつありはまりさえすれば昨季の後半戦ぐらいのピッチングはいくらでもできるはず、ケセラセラ、帽子のつばの裏の強気に攻めろ!の横にそれを書くのもよいでしょう。
引き続きの課題として対左打者への投げにくさをどう克服していくか、そして4割近い立ち上がりの失点を減らせるか、数字的に分かりやすい目標もあります。
出場給からすれば現状維持とも思いましたが反骨心を養うためにも少し下げて、その勝ち星と同じく大きな飛躍のために屈んだ一年だったと思いたいものです。

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