2021年通信簿 68 西巻賢二

68 西巻賢二 内野手 22歳 年俸800万円

【2021年成績】 E 101試合 265打数 39得点 66安打 打率.249 8二塁打 3三塁打 1本塁打 26打点 16盗塁 41四死球 43三振

規定打席に達してリーグ8位の打率も、ルーキーイヤーから続いていた一軍出場が途絶えました。
平沢、福田光と同じくそこまで起用して一軍で試さない井口野球に翻弄された感はありますが、しかし8位ではあれど2割5分に満たないアピール不足があったのも現実で、それでも見るからに向こうっ気が強そうですし攻守ともにキビキビした動きは自分好みです。
我慢して使えばそこそこの数字を残せそうとは昨季がそうでしたし、しかしショートとしては守備範囲、肩ともに物足りなくセカンドには中村奨の出ずっぱりの壁がそびえ立ち、控えを上手く使っていくことができない井口野球で日の目を見ることがあるかどうか、かなり不安です。

セカンドで勝負

二軍ではサード、ショートも守りましたがセカンドでの出場が圧倒的に多いのですから、壁を少しずつでも崩していくしかありません。
それほど広く守れるわけでもありませんが、しかし抜けるかと思った打球にぐいっとひと伸びして捕球する球際の強さが持ち味なのでしょう。
バッティングでもその小柄さから長打こそ多くありませんが捉える技術はあり、それでどうして率が伸びないのかが不思議なぐらいに、また平沢ほどではありませんが四球も多く選んで出塁率はそこそこ高いですし、下位に置けばイヤらしい打者になりそうな期待があります。
本人は今季に手応えを感じているらしい16盗塁はしかし失敗が10と数年前の中村奨のようなところから伸ばしていけるのか、盗塁ができる脚力と言うよりは次の塁を抜け目なく貪欲に狙うところにこそ活きるような気がして、来季の走りっぷりがどうなるかに注目をしたいです。
来季は自らのタイプとは真逆に近い池田、近い速水が加わり、さらには同じ右の内野手である茶谷との争いにまず勝って「中村奨の万が一」に備えること、そこをクリアして足場を固めて「中村奨の壁」に一穴でも開けること、そこを目指して頑張ってください。

2020年通信簿

【オリオン村査定】 800万円 → 700万円 (▼13%)

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