2021年通信簿 0 荻野貴司

0 荻野貴司 外野手 36歳 年俸8000万円

【2021年成績】143試合 570打数 86得点 169安打 打率.296 33二塁打 5三塁打 10本塁打 45打点 24盗塁 65四死球 70三振 得点圏打率.288

昨季にまた故障癖が顔を覗かせて不安を垣間見せた荻野は、しかし今季に本人もそうでしょうがファンが待ち望んだ全試合出場を果たしました。
惜しくも3割は逃しましたが一昨年に並ぶキャリアハイのシーズンと言ってよいでしょう、曰く付きではありますが念願の盗塁王に加えて最多安打の二冠は文句の付けようが無く、一番打者としての全試合出場は福本に並ぶ36歳と最年長記録に並んで盗塁王はその福本らを抜いてこれまた史上最年長です。
出来高があるかは不明ですが昨オフに8000万での複数年契約がもったいなかった、そうでなければ間違いなくミリオンダラーズの仲間入りだったでしょう。
そうなれば来オフこそ大台を勝ち取れるよう老いてなお盛んなところを見せて欲しい、まずはあと57本に迫った1000本安打達成です。

老いとどう向き合っていくか

一般社会での30代後半はむしろここから脂がのっていく世代ですが、しかし球界では終わりが見えてくるところにあります。
もちろん荻野もその宿命から逃れることはできず、自己最悪となった11盗塁死が象徴的ですし、ただアウトだけではなく際どくもないものが目立ちました。
古傷は完全に癒えたわけでもなく「膝をカバーできるよう周りの筋肉を鍛えている」「若手と競い合って負けないように」と心身ともに奮い立たせているのが現実で、それだけにその老いとどう向き合っていくか、これは本人だけではなくベンチが深く考えなければならないポイントです。
全試合出場だけではなく打席数もリーグトップで、得点差の離れた試合でも最後まで出場することが少なくありませんでした。
妙な切り口になりますが故障癖があったことで使い減りをしていないところで無駄使いをしているように思えてならず、検討の余地がありすぎます。
そんな環境下でもコンスタントに打ち続けたのが素晴らしく、最終盤に.275となったのが月間での最低打率ですから常に打線を引っ張り続けた荻野でした。
昨季にぐっと減った一発も自己タイの10本と戻しただけではなく、佐々木朗が投げる試合に4本と集中するも先頭打者弾が6発は試合の流れを引き寄せるのに貢献度が大で、2試合連続は山崎、西岡以来12年ぶりで球団史上3人目はNPBの史上最年長でもあります。
記録というところでは入団から12年連続の二桁盗塁は弘田を抜く球団記録で、張本と大石の16年、吉田の14年に次ぐ25年ぶりの快挙です。
早打ち傾向があって四球が少ない、よって出塁率がもうひとつ上がらないのが核弾頭としての荻野の課題でしたが、出場試合数が増えるとともに四球も増えて3年続けての.370前後ですので充分に合格点、これを維持できれば若手の挑戦を退けるのは容易いでしょう。
守備でもレフトを守り始めたときには横への動きがカニ走りで不安でしたがそれもこなれて球際の強さを見せての再三再四の好守備を披露して、ただそれも裏を返せば瞬発力の衰えによる一歩目の遅れと言えなくもないプレーが含まれていたりもします。
盗塁死だけでなく牽制死が多かったのもそれが理由の一つでしょうから、いかに体調と状態を見極めて起用していくか、ベンチとの二人三脚が欠かせません。

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【オリオン村査定】 8000万円 → 8000万円(±0%) ※2年契約2年目

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