2020年通信簿 44 井上晴哉

44 井上晴哉 内野手 31歳 年俸5500万円

【2020年成績】 113試合 376打数 44得点 92安打 打率.245 11二塁打 0三塁打 15本塁打 67打点 0盗塁 67四死球 93三振 得点圏打率.272

せっかく昨季に大松の軌跡に抗えたかと思った井上は、しかし今季の足踏みで再度に大松の危機に瀕しています。
しかし打率を落としてホームラン数も減らしましたがレベルが低くともいずれもチームで2番目、そして打点はチームトップですからイメージよりも数字は残しているわけで、そのイメージよりもボロボロに思えたのは好不調の波が大きく勝負の10月に1割台とからっきしだったのが影響しているのでしょう。
夏以降の後半3ヶ月でホームランは3本、打点も19と完全な尻すぼみでもあり、来季に向けてのいい材料が見当たりません。
契約会見では30発と僅か2票差で逃したゴールデングラブを狙うとの意気込みも菅野、もしかしたらレアードもファーストに入ってくるかもしれませんから「一塁は渡さない」がまず目標になりそうで、二番煎じに身内以外ではあまり話題にもならなかったごっちゃしを何度見せてくれるか正念場の2021年となります。

無茶振りが酷すぎた

昨オフに規定打席に届かなかった清田が4400万から1600万アップをしたのに対して2年連続24発の井上が5000万から500万アップでしかなかったのは出場給でも成果給でも異常としか思えず、これが今季の井上のバッティングを狂わせた理由の一つではないかと考えます。
四番どころか七番スタートだったのもそれに拍車をかけたような、上体に力が入りまくった仰け反りが顕著でムキになってアーチを狙って無茶振りをしているうちに我を見失ってしまったかのような、本人もセンターから右方向に打球が飛んでいくのがベストだと分かっているのになぜにああいったスイングを続けるのか、そして打撃コーチが放置しているのかが理解できず、修正ができないままに、修正が入らないままにシーズンを終えました。
言っても聞かないのであればスタメンから外して、二軍に落として、が昨季までだったのに今季はだだ使いをして、本人もベンチもとち狂っていたとしか思えず、それでいて井口監督が井上の秋季練習の参加を許さず本人の問題と突き放したのは何らかのシナリオに乗っているようにも見えます。
それでも2013年のホワイトセル以来、国産砲では1990年の初芝以来の一試合三発を放つなど希少な長距離ヒッターであることは間違いなく排除をしている余裕のある打線で無いことは明白で、無用なプレッシャーを与えるのは今季の二の舞ですから意識改革こそが必要でしょう。
ファンが見たいのは井上の涙ではなく笑顔、今の井上は結果を残しながらも苦しそうな表情だった昨季の鈴木に重なるように思えてなりません。

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【オリオン村査定】 5500万円 → 5500万円 (±0%)

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