40 福田光輝 内野手 23歳 年俸880万円
【2020年成績】 15試合 23打数 2得点 2安打 打率.087 1二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 3四死球 8三振 得点圏打率.000
話題性では佐々木朗がダントツでしたが戦力として春先に一番に期待をされていたのは福田光ではないかと、国際交流試合で今季チーム初アーチを放つと二戦目、そして練習試合と3試合連続マルチで猛烈なアピールをしましたが、しかし一軍では僅かに2安打、1割にも満たないルーキーイヤーでした。
開幕一軍で開幕戦に代打でプロ初出場、開幕カードの全てに途中出場ながらも出番をもらいましたからベンチの期待は高かったものと思われ、オリックスに6タテを食らわせた地元開幕カードではプロ初スタメンもありましたがしかし快音は響かず、ようやく次のカードでプロ初ヒットを含むマルチも翌日は欠場、そのカードが終わって二軍に落とされると秋口のコロナ禍で呼ばれるまではずっと二軍でしたからベンチからすれば期待ハズレだったのでしょう。
その二軍ではレギュラー格で規定打席に達しましたが.211の2本塁打でしかなく、今オフの契約更改での会見で「3割5分を打って一軍を目指す」とぶち上げましたがその言葉どおりに格の違いを見せつけるぐらいでなければ埋没をしそうとは、同じ左のショートを3巡目で指名したことからしても明白です。
もう二年目
その小川ほどではないにしても福田光も好守を評価されていた選手で、しかしここまでは慣れていないZOZOマリンの強風に翻弄されての落球や土のグラウンドで内野安打を許すなど守りでアピールをするに至らず、その物足りなさから小川の指名に至ったのかもしれません。
そもそも編成、あるいはベンチは福田光をどう起用するつもりで獲ったのか、高校大学で主にショートとサードを守りましたがメインはショートでしかし二軍ではサードがメインでセカンド、あるいはファーストもそれなりにとなればいきなり内野の控え的な存在になってしまっています。
もちろん複数ポジションを守れればチャンスは増えますがサードには安田、ショートには藤岡と同じ左の牙城を脅かすにはユーティリティでは物足りません。
小中高大でキャプテンというロッテが好きそうな経歴は鎌ケ谷でルーキーながらも試合中に声を出して守備位置を指示するなどしてその特性を出していましたが、ポジションが一定しなければ同じく元気はつらつながらも似たような立ち位置で消えてしまった角を思い出してしまいます。
守りが武器にならなければ打撃に特化するもあまり多くの打席は見ていませんが、まだボールを自分の土俵でしっかり叩けていないように思えます。
下位指名だけに残された時間はそう多くないでしょうからまだ二年目、ではなくもう二年目だと、こうありたいという方向性を決める来季であってください。
【オリオン村査定】 880万円 → 880万円 (±0%)