30 石崎剛 投手 30歳 年俸1340万円
【2020年成績】 12試合 0勝1敗0S 防御率9.00 14回 12被安打 2被本塁打 15与四球 0与死球 19奪三振 被打率.245
春先に岡とともにもの凄いポテンシャルを秘めていると井口監督に評価をされましたが、しかし二年目の今季も結果を残せませんでした。
阪神時代の背番号30への変更は大嶺の育成枠契約で空いたことと58をジャクソンに背負わせるためだったにせよ、ベンチの期待は高かったはずです。
その期待どおりに石垣島のブルペンでは文字どおりに唸るようなストレートを投げ込んで自分的にも今季はやってくれるのではないかと思っていただけにガッカリ感が半端なく、力強さはありながらもその空回りはトレードの相手で今オフに戦力外となった高野とどこか似通っています。
来季もこの程度であれば同じくほぼ間違いなく肩を叩かれるでしょうからそうならないよう、澤村の穴を埋められるぐらいに頑張ってください。
直球一筋
かつて同僚だった藤川の引退に触れて「自分も直球一本で勝負できる投手を目指す」とは契約更改での会見で発した言葉で、ストレートが生命線であることは間違いありませんのでその長所をとにかく磨くことに賭けるのは悪くないと思いますし、逆に言えばそれしかないのかもしれません。
7割方はそのストレートですし空振りを奪える武器となって、奪三振がイニング数を超えるのは分母が小さいとは言っても立派です。
しかし開幕一軍もストレートだけでは通用をせずに7月末に抹消、その後はなぜか二軍で先発で調整をして満を持しての9月上旬にプロ初先発となりましたが3回を5奪三振でノーヒットに抑えるも5与四球で黒星となり、その後は一軍で投げることはありませんでした。
この試合が石崎の持ち味と弱点を如実に表していて、その持ち味を活かす方向性もいいですが弱点をどうするかも考える必要があるでしょう。
弱点を補って余りある持ち味となるぐらいにストレートだけでいけるのか、スライダーなりフォークなりの変化球に特徴が見られないのが気にはなります。
二軍でも変わらぬ奪三振率を誇りながらも与四球は少なめですから心の強さも求められて、可能性は低くもあっと驚くような大化けを楽しみに待ちたいです。
【オリオン村査定】 1340万円 → 1240万円 (▼7%)