16 種市篤暉 投手 22歳 年俸3000万円
【2020年成績】 7試合 3勝2敗0S 防御率3.47 46回2/3 43被安打 7被本塁打 15与四球 5与死球 41奪三振 被打率.246
今年は7人の写真を撮れなかったのですが種市はそのうちの一人で、まさかこんなことになるとは思ってもいませんでした。
どうしても観戦は一軍が中心ですので石垣島では二軍を見るのが優先になり、種市もそうですが一軍の選手はZOZOマリンで見られるだろうと高をくくって後回しのコロナで観客を入れての開催がずれ込んでスタンドの開放後も種市は土曜日となればチケットが高すぎて手が出ず、そんなこんなでここに至ります。
昨季にチームの勝ち頭で今季はエースに向けての足固めとなるシーズンになるはずが8月早々に右肘違和感で抹消となり、一週間程度でキャッチボールを再開との例によっての甘い見立てに裏切られての9月中旬に内側側副靭帯再建手術は術後4週間をギプス固定で術後4ヶ月よりスローイングを開始する予定を誰が信じられるのか、吉井コーチはブログで完全復活は再来年としていますので来季は秋口ぐらいに投げられれば御の字でしょう。
背番号を16に変えての一年目に大変なことになりましたがどうやらルーズショルダーならぬルーズエルボー気味だったらしく、そうなれば遅かれ早かれ通る道と思えば早めに手当てができたと前向きに、長く辛いリハビリになるでしょうが焦らずめげずに頑張ってください。
柿沼が待っている
その症状にいつぐらいから違和感があったのかは分かりませんが、練習試合で2試合連続で炎上をするなど不安な出足ではありました。
それでも開幕後はしっかりとまとめて今季初登板は6回6安打1失点、次の試合でも7回3安打1失点とQS、HQSながらも打線の援護がいずれも1点しかなく試合には勝ちましたが自身の白星には恵まれず、ようやくの今季初勝利は130球を投げて、そして負ければチームが借金生活のピンチに完封のおまけ付きのプロ初完投勝利は4安打10奪三振と見事なピッチングで、しかしその魂の136球が引き金になったのかもしれません。
その一週間後に12安打を浴びて6回途中に8失点でKOをされたのが今季の最後となり、本人としてはかなり悔しい終わり方だったでしょう。
ピッチングとしては被弾が増えましたがやはり多かった5与死球ですから強気な攻めによるものと考えれば細かなことは言わない方がよいように思いますし、最後の登板も含めて140キロ台後半のストレートがやや減ってカットボールのようなものを投げているようにも見えましたがフォーク、スライダーと基本的な構成は変わらず、まとまりすぎずに適当に荒れているコントロールもむしろそれが武器になっていますので一つの形ができつつあります。
その全ての相方になった柿沼との相性も抜群で、一番に復帰を待ち望んでいるのは終盤戦に出番を減らしたその柿沼かもしれず、また同じ6巡目と下位指名の古谷に今季は3勝だと檄を飛ばし、青森と岩手の違いはあれど東北人の佐々木朗にも慕われる種市は若きチームリーダーとしての資質も高くその自覚も芽生えてきたようですので吉井コーチがいる間に真のエースとなってもらいたく、再来年の完全復活に向けて充実の2021年としてくれるよう願っています。
【オリオン村査定】 3000万円 → 3000万円 (±0%)