1 清田育宏 外野手 34歳 年俸6000万円
【2020年成績】 70試合 180打数 18得点 50安打 打率.278 13二塁打 0三塁打 7本塁打 23打点 0盗塁 24四死球 52三振 得点圏打率.289
一昨年のオフに丸が巨人を選んだことを喜んで批判を浴びた清田は昨オフは福田秀の加入で二年続いての災難を今回はどう受け止めたかは分かりませんが、角中とともにファーストも練習をするように指示をされたことからして土俵際に追い詰められた今季でした。
石垣島や練習試合でそのファーストを守ることはありませんでしたがオープン戦の最後に守って、しかし開幕後はレフトとDHがほぼ半分、スタメンで守ったときには.216でDHが.311となればかつては守備でも輝いていた清田もここ数年は寄る年波には勝てぬといったところでこの流れは変わらないと思います。
外野陣は藤原や和田の台頭がありファーストも山口がチャレンジをしていますので狙うはDHとなれば角中、あるいは荻野との生存競争をどう勝ち抜いていくか、たまにTPOをわきまえないこともありますがその笑顔のキャラクターは貴重ですので枠と言われないよう実力で一軍ベンチを手にしてもらいたいです。
困ったときの清田
爆発的な活躍をしたのはルーキーイヤーと3割を打ったシーズンぐらいで、その他は主軸にはなれずも誰かが調子を落としたときにスポッとはまる清田です。
今季は開幕をして暫くは三番がチャレンジ枠だったこともあってその開幕4戦目にそこに座っての初出場、初スタメン、その初打席に今季初アーチと最高の出足となりましたが後が続かずに出たり休んだり、チームが左腕を苦手にしたことから左キラーとしての出番が増えましたが終わってみれば右に.292で左に.262ですから今季はことさら左腕を得手としていたわけでもなく、逆に言えば弱点もなく満遍なく打てていたことにもなります。
そういったデータが見当たらないのでイメージでしかありませんが、今季は見逃し三振が少なかったように思いますので積極さも見て取れました。
清田らしいセンターから逆方向への強い打球も目立ちましたし、引っ張ったときには率は低くも飛距離はそちらの方がありましたから相手バッテリーからすれば攻めづらい打者だったのではないかと、正直なところ夏ぐらいまでの低打率でオフはヤバいかとも思っていましたから嬉しい誤算です。
コロナでの離脱はありましたがそこから復帰をした後は四番も任される、は正直なところチームとしてプラスかと問われれば否定的ではあるのですが、その四番での一発で史上13人目の全打順アーチは困ったときの清田を象徴しているような、ベテランらしい渋い存在で貢献してくれました。
代打でもいいところでヒットを打つなどまだまだ活動域は残されていますので、盟友荻野とともにロッテで最後まで頑張ってくれる清田を願っています。
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【オリオン村査定】 6000万円 → 6600万円(△10%)