2024年通信簿 124 古谷拓郎

124 古谷拓郎 投手 24歳 年俸420万円

【2024年成績】 E 11試合 3勝0敗0S 防御率4.44 26回1/3 27被安打 0被本塁打 12与四球 5与死球 10奪三振

復活できませんでした。
土肥ほど実績は無くしかし若い、トータルではいってこいな感じは出番を減らしたところまで似ていてそしてともに戦力外です。
大卒社会人の最短で入ってくるルーキーと同い年になる来季にそれほどの魅力は無かったということで、トライアウトに参加するも声はかかりませんでした。

転落

それも仕方ありません。
ストレートは140キロが精一杯で130キロ台半ばから後半がほとんど、これといって武器になる変化球も無いとなれば苦しさしかありませんでした。
加えてコントロールに難があるのはそのままとなれば、どうやって抑えればいい、残した数字が全てを物語っています。
勢いテンポが悪くなってたまにいいボールがあっても続かない、これでは活きのいい若手に出番を与えたくなるのも当然でしょう。
ルーキーイヤーに二軍で6勝、翌年には一軍デビューと今の田中晴に勝るとも劣らないプロスペクトだったのが信じられないぐらいに、雨古谷と話題にもなって前途洋々だったはずの古谷の転落が哀しい、地元の星でもあったのに、1つでも勝てていればとそこも残念でなりません。

故障

結局は故障が理由だったのでしょう。
手術には至らずも肩なのか肘なのか腰なのかも分からないままに、しかし消息不明から戻ってきた古谷は別人となっていました。
プロ入り後に積み重ねて150キロ台まで出るようになったストレートは見る影も無く、マウンドでの躍動感も失って見ているこちらも苦しくなります。
思うように投げられない苛立ちかホームに背を向けるケースがままあってそれでまたテンポが悪くなって、負の輪廻を抜け出せませんでした。

覚悟

【オリオン村査定】 420万円 → 戦力外通告 ※10/6に戦力外通告 → 12/1に引退表明

土肥と同じく来季があったとしても時間の浪費にしかならない可能性が高く、戦力外通告は本人のためにも踏ん切りが付いてよかったように思います。
トライアウトが最後の舞台となってZOZOマリンだったのがいい思い出になればと、半月後と早めの引退表明は覚悟もあってのものでしょう。
その後について何も聞こえてきませんが高校の指導者など野球に関わっていくか別の道に進むか、古谷の決断に幸あれです。

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