2024年通信簿 120 田中楓基

120 田中楓基 投手 21歳 年俸230万円

【2024年成績】 E 17試合 0勝1敗0S 防御率4.58 19回2/3 21被安打 1被本塁打 9与四球 3与死球 13奪三振

ルーキーイヤーにこれは凄い投手になると期待してしかし昨季に伸び悩んで、今季もぱっとしないままに節目の三年目を終えました。
思うように育つなんてのはなかなか無いものなのか、今ごろは一軍で投げていると夢想していたので残念感が半端ないです。
鎌ケ谷で何度か見ましたがピッチングそのものよりも気になる点があって、迷走していなければいいんだけど、ドラフト候補だった弟さんがプロ志望届を出さずに進学してプロ入りは早くて4年後に兄弟選手としてやるには来季は枠の問題で難しくもその足掛かりは作りたい、勝負の2025年です。

フォーム改造?

気掛かりとはフォームの変化です。
推した理由はお手本のようなきれいなフォームから繰り出されるしなやかな腕の振りで、その腕がやや下がっていたのが夏前です。
それはそれでいい、鎌ケ谷計測ですが150キロに近い数字も出ていてロッテな改造を施されたわけではないでしょう。
しかし夏場にはどこかそわそわした挙動不審なところが見られてどっしり感を失って、指にかからずのすっぽ抜けが散見されました。
コントロールが課題で対策をしている過程なのかもしれませんが目に見える改善は無く、このときも球速はありましたがそれが落ち始めたら黄色信号です。

ストレートを餌に

とは言え、球速にこだわってコントロールがアバウトすぎるままではそれはそれで拙いのが悩ましいです。
1回3四球、35回17四球、そして19回2/3で9四球に3死球と筋金入りで何とかしなければとの思いは本人、ベンチともに当然にあるはずです。
ストレートが最大の武器であるのは間違いないですがそれを餌にする意識の変化、技術的なものに加えてそういった発想の転換が必要なのかもしれません。

取り戻せ!

【オリオン村査定】 230万円 → 230万円 (±0%) ※10/6に戦力外通告 → 11/18に育成枠契約

上げられる内容ではなく下げる余地も無く、よって現状維持としました。
球団も方向性としては同じでしょうが育成枠選手のベースアップに則っての60万円アップでやっと人並みに、しかし似たような状況が続けば5年目を迎えられずに全てを手放すことになる、そうならないためにも登板数は微減ながらもほぼ半減したイニングを取り戻す来季であってくれよと願います。

2022年通信簿
2023年通信簿

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

© 2007 オリオン村