2024年通信簿 19 唐川侑己

19 唐川侑己 投手 35歳 年俸7150万円

【2024年成績】 8試合 3勝2敗0S 防御率2.37 38回 28被安打 5被本塁打 3与四球 2与死球 31奪三振 被打率.203

今季で終わりかなと思っていたら、盛り返した唐川です。
最後に続けて負けてしまいましたが6回零封、6回3失点で勝てなかった試合もあって防御率、被打率を考えれば上々でしょう、ただ分母が小さすぎました。
年齢も年齢でしかし同い年の益田に比べてことさら年老いているわけでもなく気を使いすぎている気がしないでもない、86球からの中5日で3イニングのロングリリーフをやらせたりもしたわけで、来季はもうちょっと登板数を増やして先発としての通算の負け越しを減らしたくあります。

カーブで快感

二軍でも10試合、45回しか投げていないため例によっての闇離脱の可能性もありますが、西野と同じく途中でリリーフに回りながら最後は先発でもう一花です。
若年寄での伸び悩みでダウンした球速はリリーフ転向で元に戻ってしかし先発再チャレンジでどうなることかとの心配は、常時140キロ台で140キロ台後半も出て昨今のインフレとガンの甘さはあれど頼もしい、やはりストレートあってこそ変化球も活きてきます。
しかも実態はカットボールでこれだけの数字が出れば目いっぱい、そこにチェンジアップ、カーブと緩急を付ける大人のピッチングでした。
カーブ大好きなので唐川ぐらい投げてくれると嬉しくなって、虚を突かれたように見送る打者を見ると快感ですらあります。

来季も先発

当然に来季も先発でしょう。
昨季に途絶えてしまった入団来の連続勝利は6年ぶりのそれで再スタートを切って、記録大好きニッカンによればこれだけのブランクは球団史上二番目とのことで、さらには16シーズンの勝利は村田に次ぐ記録、村田の次が唐川、いい響きです。
通算成績は物足りないですがレジェントと呼んでよいのではないかと、地元出身ですし、村田を超えるのはさすがにきついですが少しでも近づけるよう来季も勝ちたい、そうすれば翌年も見えてきますし40歳まで投げられればまさかの村田超えも夢ではありません。
そして苦難の数年があったことで「毎回投げる試合はこれが最後だと思ってやっている。野球ができる喜びを感じながら投げました」とこういった言葉を素直に口にできるようになったのが素晴らしい、のほほんと野球をやっている後輩たちがいれば厳しく指導する役割を担ってもらいたくなります。

せめぎ合い

【オリオン村査定】 7150万円 → 5000万円 (▼31%)

とは言いながらも唐川が悪いわけでもないとは言え、年俸に比してあまりに小さい分母を考えればダウン査定は免れません。
そうでなくても出場給に重きを置く査定ですし、昨オフも想定を超える限度額オーバーを食らった唐川です。
よって今回も限度額を超えると予想しながらレジェンドに手心が加えられるかもしれず、6000万円ぐらいの手打ちとなるような気もします。

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