2022年通信簿 19 唐川侑己

19 唐川侑己 投手 33歳 年俸9500万円

【2022年成績】 17試合 2勝1敗0S 防御率5.28 15回1/3 14被安打 3被本塁打 2与四球 1与死球 8奪三振 被打率.237

今季は出遅れで8月になってようやくの一軍だったこともありましたが、その後も巡り合わせが悪く壁写真の唐川となりました。
どうしたらああいった天井に近い箇所が汚れるんだろう、と言うよりはそのまま掲示するんだろう、まるで大男の足跡のようですがめげずに15年連続の勝利は1987年の水谷と並んで球団最長タイで1年目からでは初、来季はさらに上積みして球団史に名を刻みましょう。
そんな唐川は終わってみれば5点台の防御率ですが最後の最後に3試合連続被弾はイニング途中でのKOもあり2回で8失点が響いただけでそこまでは15試合で1失点の防御率0.71でしたからそれほどに悲観するほどのことはなく、しかし逆に言えばその3試合に何があったかです。

首ヘルニア

昨季に首痛でのリタイアは契約更改の際に首ヘルニアとされましたが、それが再発したのであれば持病のようになって懸念材料となります。
石垣島では順調にキャンプインはしたものの第二クールで姿を消して練習試合、オープン戦での登板はありませんでしたから当然に二軍での開幕はそれどころか実戦復帰は6月下旬まで長引いてしまい、一軍もさらにそこから一ヶ月以上経ってしかもコロナ代替によるものですから仕方なくさがあります。
肩肘であればまだ首がいい、と言い切れないのはここまで引きずると大丈夫かよと、あまり無理もできない年代にもなってきました。
それでも炎上するまでのピッチングは唐川らしく安定したもので球速は出ていましたし昨季にやや乱れたコントロールも安定して、最後のあれが無ければ被打率も2割前後だったでしょう、普通に投げさえすれば八回を安心して任せられるだけの力は健在です。

藪田二世に

先発からリリーフに転向してストレートの球威が増して絶対的な存在となったのは、どこか藪田の軌跡に似ています。
若年寄みたいなピッチングスタイルで停滞が続きましたが唐川にとっては本意ではなかったにせよ、いい転機になったでしょう。
その停滞期に「このストレートのままでいいとは思っていない」と言っていましたが昨オフには「150キロ出したい、本気っすよ」とは高校2年のときからの目標だったとのこと、今季の最速は147キロでしたが来季こそ達成して失いかけている八回の座はオスナが残留であれば同い年の益田がライバルです。
藪田がリリーフで活躍をし始めたのは31歳、メジャー移籍からロッテに復帰したのは37歳のシーズンでそこから3年連続で50試合以上に登板しました。
唐川はまだ来季で34歳、藪田は40歳でユニフォームを脱ぎましたがそこまで頑張れば連続勝利も20年を超えて伝説となるためにも来季のやり返しです。

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【オリオン村査定】 9500万円 → 9000万円 (▼6%) ※3年契約3年目

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