川崎郷愁
ベースボール・マガジン社
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ベースボールマガジンの増刊でロッテの特集が発売されました。
ここのところこれとかこれとか定期的に扱ってくれているのは喜ばしく、もちろんロッテだけではありませんがその頻度は阪急とともに多い方ではないかと、おそらくは過去を懐かしむ層が多くて売れ行きがいいからでしょう、そうなれば欠かさずに買って次を期待したくもなります。
あまり頻繁になるとネタ不足で内容や写真が被って興ざめだったりもしますのでバランスが難しくはありますが、ことオリオンズとなれば千葉移転以降にファンになった方々には旧き時代を知るいいきっかけになるのではないかと、そのレプリカユニが売れまくったことからしてニーズも強いはずです。
確かな歴史
今となっては自分ももう川崎より千葉の方が長いですし現地観戦にも圧倒的な差がありますが、それでも川崎での18試合は無視できない歴史です。
当時はまだ中学生から社会人になりたてで球場までは遠かったですし自由になるお金も少なかっただけに、現地観戦は大イベントでした。
年に1回か2回でしたが毎年欠かさず、がらんとしたスタンドは好プレー珍プレーでよくネタにされましたし、そして村田の引退試合にスタンドに横断幕を掲げてスポーツ紙に載ったり、酔っ払いのおっちゃんに絡まれたり、駅から球場へのバスで庄司と一緒になったり、懐かしい思い出です。
それにしては観戦数が少なく思えるのですがチケットベースなので当時に捨ててしまった試合があったのかもしれず、そうであれば惜しいことをしました。
当時はかなりな赤字だったはずで、今回の騒動で軽く身売りしろとかの声が上がっていますが球団を経営、維持していくことがどれほど大変か、見捨てずにオリオンズを守ってくれたからこそ今のマリーンズがあるわけで、親会社に思い入れはありませんが感謝だけは忘れないようにしたいです。