キラー改めカモと化している加藤から初回に3点を先制して楽勝かと思いきや、終わってみれば引き分けです。
最後は藤原のサヨナラで、できれば8000号を叩き込んで欲しかったのですが今週の天候を擬えたかのようにバットは湿ったままでした。
一気に勝ち越しを決めたい試合でしたが終始押され気味でしたので引き分けで御の字なのかもしれず、オリックスが負けたので半歩前進としておきます。
これでゲーム差が1となり負け数が少ないので明日に首位の可能性もあるわけで、また明日も降られそうですが前回にプロ初完封勝利も134球を投げた影響なのか伊藤ではなく立野ですから雨雲を追いやるような猛火で焼き尽くしたい、勝ち越し、首位、8000号、ロメロ移籍後初勝利、のカルテットでいきましょう。
藤岡貴・・・
引き分けをよしとしますが本音では勝利の方程式を連投させただけに、勝たなければならない試合ではありました。
せっかくゲッツーであと一歩だったのにワイルドピッチで追いつかれた三回がもったいなく、なかなか鈴木がピリッとしません。
先発、中継ぎをいったりきたりで調整も難しいでしょうから気の毒ではあり、ただ自分的には中継ぎ推しとはどうもここのところ攻めの姿勢が失われているようにも思えて、もちろんリードにもよるのでしょうが、短いイニングにストレートを軸にした爆発的なピッチングを見てみたくもあります。
本人の志向がどちらにあるかは分かりませんが先発にこだわったことで投手生命を縮めたようにも思える藤岡貴にならないよう、そう祈るしかありません。
それにしても吉井コーチの胆力は凄い、あそこでまた東妻を使うとはびっくり仰天でサードへの送球に息が止まりかけたロッテファンも多かったのではないかと、安田が上手くすくい上げて東妻を救い、そして次を併殺に打ち取って事なきを得ましたが、うん、やっぱり怖すぎます。
荻野貴・・・
史上最強の七番打者なんて知らねーよ、と六番に据えられた安田は今日も実質マルチヒット、勢いが止まりません。
三回の打球が抜けていればと悔やまれますがあのファースト寄りの深い位置にセカンドが守っていたことが今の安田を表しているような、他球団からしても引っ張れない安田ではもうないのでしょう、四打席目にスリーボールでカウントにまだ余裕があるのに際どいところを振りにいったのもよかったです。
そんな下位に核ができて活気づく打線ですが藤原だけではなく荻野も湿気気味なのが今日に押し切れなかった理由の一つで、久しぶりに盗塁を2つ決めましたが弱肩の清水ですし、難しい打球でしたがグラブの縁に当てての落球はエラーのようなもので足が付いてきていなかったような、疲れもあるのでしょう。
来週から日程が詰まってきますし中止となった試合もまだスケジュールされていない残り42試合、チームとしての戦いが問われる秋の陣です。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
日本ハム | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 11 | 1 |
千葉ロッテ | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 |
◆9月4日(土) 千葉ロッテ−日本ハム14回戦(ロッテ8勝2敗4分、17時、ZOZOマリン、11,459人)
▽本塁打 木村1号(鈴木)
▽バッテリー
千葉ロッテ 鈴木、東妻、ハーマン、国吉、佐々木千、益田—加藤
日本ハム 加藤、玉井、宮西、堀、B.ロドリゲス—清水